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ビジネスで失敗しないために避けるべき人間とは

聖書に以下の事を学ぶ。

「終わりの時には困難な時期が来ることを悟りなさい。そのとき人々は自分自身を愛し、金銭を愛し、ほらを吹き、高慢になり、神をあざけり、良心に従わず、恩を知らず、和解せず、中傷し、節度がなく、残忍になり、善を好まず、人を裏切り、軽率になり、思い上がり、神よりも快楽を愛し、信心を装いながら、その実、信心の力を否定するようになります。こういう人々と避けなさい。」

周りにこういう人がいたら避けようリストである。

まず自分自身を愛しとは、自己中心的という意味だろう。こういう人は、必ず人を振り回す。だから、一緒にいても疲れるし、自分の予定が立たない。経営者にも、上司にもたまにいるだろう、何故か夕方6時前に明日の朝までの仕事を振ってくる奴。午後8時くらいになって、打ち合わせしたいんだけど、と言ってくる奴。真夜中にも堂々と電話かけてくる奴。生活のペースが乱れるからサッサと切るのが良し。

金銭を愛しとは、守銭奴である。こういう奴と一緒に仕事をすると、自分にお金が降って来なくなる。あるいは会食時になぜか自分がいつも代金を支払わざるを得ない状況になっている。それでケチケチとお金を貯めているようだ。こんなことでお金を貯めても正直たかが知れている。こういう奴はそもそも仕事もできない奴だ。上の自己中心的とも被るが、お金を貯めているかというとそうでもなくて、自分の趣味に使っている。結局は残らない。

ほらを吹く。嘘つきという奴だ。虚言癖という人種もいるので要注意。できないことをできると言ってくる。虚言癖は、付き合っているとわかるが、最初はわからない。相当な自信家なのか、この人凄い人なのかもしれないと勘違いさせられる。しかし実績が伴わないのでそのうちバレる。大言壮語の人は構わない。それを実現させようとして、必死にやっていれば。

高慢とは、うぬぼれが強く、人を見下すことである。どんな凄い人であっても、人から見下されていると思うと、素直になれない。だから誰もついて行かなくなる。思い上がるのも同様。

恩を知らず。やはり恩を仇で返す人は、いけない。正直、一度の仇で、人間関係は終わる。人を裏切るのも同じ。

和解せず。人間生きていれば、争いごとは起きる。どんな仲が良くても、価値観がすべて同じなわけじゃない。ちょっとした不機嫌の時に、相手の気持ちの地雷を踏んでしまうことだってある。だから一度言い争っても、仲直りしよう。一度の過ちくらい認めてあげよう。人間なんだから間違いはあるし、魔が差すことだってある。但し、何度もだと話は別。

中傷する。人の悪口ほど聞いていて嫌なことはない。嫌ならば直接言ったらどうなんだと思うが、人間関係を壊すから言いづらい。悪口ばかり言う奴は、そもそもネガティブだし、自分自身の落ち度を棚に上げてしまうから、こういう人も身近に置かない方がいい。疲れるだけだ。

軽率になる。物事を深く考えずに軽々しく行うこと。慎重の逆だ。慎重すぎて動かないのも問題だが、何も考えずにやってしまうのはもっと問題だ。経営者なのだから、失敗を恐れて、失敗を避けるための最善策を取るよう、熟慮が必要だ。やってみなければわからないことも多いが、やる前から他人に聞けばいいとか、過去に経験しておけばいいことを、今更やってみて失敗したらただのアホだろう。そういうのは経営者にならない方がいい。

快楽を愛する。お金を稼いでもパーッと使ってしまう。こういう奴と一緒にいると、一緒にいる奴も迷惑してしまう。お金がないとせびるようになる。快楽が人生のエネルギーだというのなら、仕事の成功に快楽を求めよ。プライベートに求めるな、経営者であれば。

[教訓]

〇避けるべき人間。自己中心的、守銭奴、嘘つき、うぬぼれが強い、恩知らず、すぐ怒る。すぐ人の悪口を言う、深く考えずに行動する、快楽主義者。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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