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平凡より楽しい人生の方が良い

「超過勤務、ご苦労さま」
「どういたしまして。長生きするにしても、面白い人生でなくては意味がありませんからな。あなたをお助けするゆえんです」

「あなたのように、つねに命令を受け法に縛られてきた人間が、そういった桎梏を逃れたとき、どう考え、どう行動するか。私には大いに興味がありましてね。お気に召しませんか?」・・・
「君たちは楽観的過ぎる。帝国と同盟を相手にして生き残れると思っているところが度しがたい。明日は葬式自動車に乗っているかもしれんのに」
「まあ、それもいいでしょう。不老不死でいられるわけではないし、死ぬのだったら納得して死にたい。帝国の奴隷のそのまた奴隷として死ぬより、反逆者ヤン提督の幕僚として死ぬ方を、少なくとも私の子孫は喜ぶでしょうよ」

(解説)
ヤンが処刑されそうなときに、シェーンコップ、アッテンボロー、フレデリカが助けにやってきた。そのときにヤンが「超過勤務、ご苦労さま」である。

価値観の違いではあれど、超過勤務で残業よこせ、というレベルの人間は、その仕事が楽しくないということなのだ。別に残業代をサービスしろ、と言っているのではない。少しでも自分が時間を忘れて楽しいと思える仕事を見つけろといいたい。

今後、企業はそれほど余力がなくなるから、単価×時間という報酬体系は減ってくると予想される。今後は、完全にジョブ型であって、成果型になる。つまりいくら時間をかけても成果が上がらない人間は、安いままだし、大して時間をかけなくても成果が上がる人間は、高給取りになれる。

右肩上がりの経済のときは、時間をかけただけ成果につながった。しかしそれはもはや昔の話だ。成果が出るかでないかを企業に押し付けているような、サラリーマン天国の時代が続くわけがない、と思った方がいい。

時間×単価よりも、成果を出してより多くの配分をもらえる人材になった方が、社会からも有用だと思われるし、生きていても楽しいと思うけどね。同じ死ぬのなら納得して死にたい、今のままだと、嫌な仕事を我慢して働いた。老後に好きなことをしよう、でつまらないことをして終わるだけだ。仕事で楽しまなきゃ。人生半分以上が仕事人生なんだから。

(教訓)
〇時間を忘れるくらい楽しくなる仕事を探せ。
〇死ぬときに、どれだけ納得して死ねるかどうかが人生だ。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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