世界の歴史を題材とした起業家応援メディア

ベストパフォーマンスのためには、常に強気であれ

服のポケットには辞表が入っている。必要なときは、いつでも取り出して国防委員長の鼻さきに突き付けてやれるのだ。査問第一日目の夜に書き上げ、翌日それを叩きつけるつもりでいたところ、その日は査問会は開かれず、ヤンとしては気勢をそがれた形で、そのままポケットに放り込んでしまったのである。その後、提出する機会がなかったわけではないが、いつでもその場で取り出せると思うと、いささか鷹揚な気分になって、もう少しドラマチックな場面で出すとしよう、などと邪気も出てくるのだった。

(解説)
サラリーマンが立場が弱いのは、会社が首になると生活ができなくなるからである。でも会社を首になって生活ができないというのは本当だろうか。数か月なら失業保険もあるだろうし、どんな不況下になっても、日本は求人倍率が1.0を切らない(地域的には切る所もある)くらいにすごい国なのだ。だから、仕事を選ばなければ何かはある。人がすぐに辞めるようなブラック的な仕事ばかりではあるが。

後は、今のもらえる給料のこだわりも捨てた方がいい。そもそも転職したら、なぜ給料を上げなければならないのかがわからない。これだけ実績を上げたのだから給料が上がって当たり前とは、バカも休み休み言え。どれだけ会社に貢献したか以外には何の意味もない。営業だったら、次の会社で実績を上げればよいだけのこと。

首なんてまったく怖くないのだ。だから、主張すべきはすべきである。そもそも嫌々ながら会社に居座るのも問題だ。ストレスが溜まるではないか。そう思って、辞表を書き、胸のポケットに入れて置き、いざ、上司や経営者と対決して、腹が立ったら、その場で辞表を叩きつけよう。不平不満があるなら、そうすべきだ。遠慮することなんてない。我慢する方がもっと悪い。もっとも、嫁が息子がいれば、人質に取られているようなものだから、安易に転職もしづらいことは分かる。だが、そんなところで我慢しているから、家庭不和に陥り、離婚になるのだよ。どんな家庭でもうまく入っていないと思う。喧嘩くらいあるだろう。言い合いくらいするだろう。比較的に家庭が上手くいっている人に共通していることは、いずれにしても、仕事がうまくいっている人である(上手くいきすぎていると、それは逆に問題になることもあるかもしれないが・・・)。だから、少なくとも仕事では我慢しないようにしよう。その我慢で家族を傷つけるのが一番よくない。戻れる場所があれば、いくらでも頑張れるのだから。

交渉するにはすべて強気で行け、営業だってそうなのだ、この顧客と契約を締結しなければならないと思うから弱気になってしまう。別にこんなの顧客にしなくていいと思えば、強気に行ける。強気になった方が何でも上手くいく。

(教訓)
〇全ては強気に行け。経営者や上司との交渉では、常に辞表を胸ポケットに入れているようなつもりで。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
SNSでフォローする