「その通り。なりふりなどかまっていられない!!アフリカの癌を取るには、多少手荒な手術も必要だろう!」
(ストーリー)
アフリカの飢饉は人災であり、食物は海外への輸出の他は、アフリカ諸国の富裕層の下へ消えていった。また、フランス系多国籍穀物メジャーとユニオン・アフリカーヌというシンジケートによる買い占めが原因であるとした。
そこで、FAO(国連食糧農業機構)がユニオン・アフリカ―ヌのゴッドファーザーであるジョルジュ・レ・バンの殺害をゴルゴに依頼した。
ゴルゴはマリ共和国にやってきた。そして少年を一人拾い、車を走らせているとヘリコプターがやってきて警察であるという。ゴルゴはそれが警察でないと見抜き、全て射殺した。子どもはゴルゴをレバンを捕まえに来た秘密警察だと思った。そしてゴルゴにレバンは自分が殺すと言った。
手下がゴルゴにやられたことを、レバンが知り、国連機関が暗殺者を向けたのが事実であると知り、家の周りを固めた。少年が飛び出した瞬間、手下に撃たれ即死。ゴルゴは片っ端から射殺する。するとレバンは一度逃亡し、多くの手下と連れて、ゴルゴの待つ自分の家に戻ってきた。
レバンがかっているチーターがレバンに近づく。チーターが背負っている袋の中には爆弾が入っていてゴルゴが狙撃。レバンを殺害した。
(解説)
「熱砂の彼方に」の一幕である。FAOの会議において、アフリカ飢饉の原因分析がなされ、飢饉に苦しむ人を救うために、「なりふりかまってはいられない」と言った。
会社にもなりふりかまってはいられない状況はある。主に会社の存続が危ぶまれるような場合、おそらく整理解雇のようなことが必要になってくる状況が、今後増えてくるだろう。また、今までの付き合いでというのも邪魔にしかならない。コストカットに大鉈を振るう。まさに従業員一人一人の都合など考えていられないときもある。大抵、会社の癌とはいわゆる、ネガティブなことを発言する人材だ。ネガティブな発言というのは、周囲のやる気すら損ねることもある。転移しないうちに切除するのもやむなしである。
[教訓]
〇ネガティブ発言を繰り返すものは、早期に斬り捨てよ。なりふり構わぬ。遠慮もいらぬ。ネガティブは不思議と転移する。