「これは・・・ラブ・コールよ!!イルカの求愛の信号だわ!それもあまりにも強い愛・・・敵は今、私たちのイルカたちに・・・愛を送っているのよ!!」
(ストーリー)
ドクター・ドルフの海洋動物研究所は、アメリカ海軍特殊戦略部門の委託を受けて、イルカを等の軍事利用を研究し訓練する施設であった。アメリカの国防省が秘密裏にコントラ援助を行っており、ちょうどアメリカ海軍のコントラ支援の武器弾薬を輸送中に、イルカ隊の攻撃を受けた。KGBがこの事件の舞台裏を探りだした。
アメリカ海軍のシー・アローズがこの研究所に侵入し、ドクター・ドルフを消すことになった。しかし選りすぐりの精鋭ですらも、イルカ隊により死体となって帰ってきた。そこでゴルゴにドクター・ドルフの抹殺を依頼することになった。
ゴルゴはある海洋技術学校の教授から、その研究を購入した。その成果もあり、ゴルゴにイルカは攻撃してこなかった。それはイルカの求愛の信号であった。やむなく、人間のダイバーがゴルゴと対するも全く相手にはならなかった。
ゴルゴは海から浮上すると、所員の服装をして侵入。次から次へと所員を殺害し、ドクター・ドルフの下へ向かった。プールにイルカとオルテスが隠れており、ゴルゴをナイフで狙うも、ゴルゴに射殺される。
ドクター・ドルフはイルカにのって、基地から脱出。イルカが海中で激しい運動を続ければ、3分を目安に呼吸する必要があると、学者から聞かされていたゴルゴはイルカが浮上するタイミングでドクター・ドルフを射殺した。
(解説)
「ザ・イルカ」の一幕である。アメリカ海軍の精鋭部隊のダイバーたちはイルカに殺されたが、そんなイルカ相手に、ゴルゴはイルカにラブ・コールを送ることで攻撃させないように仕向けた。どんなに相手が攻撃しようとも愛を送る者に攻撃しようとは思わない。
ビジネスにおいても、愛情までとはいかなくとも、むしろそこまで行ってしまうと、敬遠されることもありうる。あなたに対して関心あるというアプローチは効果があるといってよい。関心を持ってくれる人には好感度を高める効果がある。営業も好感度が高まった状態からの方がしやすいというものだ。
[教訓]
〇関心を持ってほしい相手には、まずはこちらから関心を持とう。