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成功するには、テクニックではなく心理的ゆとり

「あんたら素人にはわからないだろうが・・・射撃に大切な要素と言えばテクニックより、まず心理的ゆとりなんだ・・・逆に禁物なのが極度の緊張・・・つまりあがるってやつだ・・・心理的、精神的プレッシャーは肉体的緊張となって並行感覚と筋肉反応に異常を起こし、そして弾道を狂わせる・・・しかも、時間は夕暮れ最も標的が見にくく、距離を誤りやすい時間帯と来ている!」

(ストーリー)
ベイルートでアメリカン大学のハリソン教授夫妻が誘拐された。

エドモントン議員はハリソン教授の妻が遠縁で(実は不倫の中)、CIAのスコットに情報協力を願った。議員は身代金を払うならば殺し屋に支払う方がよいと考えていた。

ハリソン教授夫妻は誘拐され、誘拐犯から、解放の手紙を書かされていた。妻は手紙をエドモントン議員に届くようにと犯人グループに伝えた。

CIAのスコットによれば、今回の犯行はイスラム過激派ではなく、単なる金狙いのギャングであることが判明した。

エドモントンは元SWATのハックに仕事を依頼したが、同時に二人を狙撃するのは難しい。しかも人質がいる中ではと仕事を辞退した。そこでゴルゴに依頼する。

誘拐犯はエドモントンに金の入ったトランクを一人で持ってくるように伝えた。トランクを犯人グループに投げ、教授夫妻が解放された。その隙にゴルゴは犯人を狙撃。2発の弾丸で3人を射殺した。そのうち二人は二重弾(尖頭被甲弾に子を一個の薬莢の中に縦に並べて装填)で射殺した。

(解説)
「レバノンの焦燥」の一幕である。仕事なんてみんなテクニックより心のゆとりだ。落ち着いてできれば、どんなことでもうまくできる。問題は、この心のゆとりをどのように持つかということだが、経験、場慣れしかない。その時に自分の力を上がらずできる人がプロスポーツの選手になれる。それは才能だけではなく、練習をこなし、いかに数多くの状況下で活動してきたかによる。

[教訓]
〇テクニックよりも心のゆとり。これを生むには場慣れしかない。少なくとも才能だけではない。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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