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勝つと自分を信じ切ることが成功への道

「負けると思えば負ける、勝つと思えば勝つ。逆になろうと、人には勝つと言い聞かすべし。」

(解説)
リーダーは自分が負けると思えば負けるし、勝つと思えば勝つ。例え負ける可能性があると本音では思っていたとしても、リーダーは部下を鼓舞するために勝つと言い聞かせなければならない。そうすれば、自分も勝つと思えるから、どう勝つか考え、行動するようになる。ここでもう駄目だと思ってしまったら、リーダー本人が勝つための努力をしなくなる。そんなモチベーションの落ちたリーダーを見れば、部下は誰もついてこなくなる。組織の誰も努力をしないのだから、上手く行くはずがない。

とはいえ、勝つための戦略とは、単なる願望であってはならない。そういう経営者は少なくない。上手く行くと思ってやっているのだが、肝心なところを人任せ。経営者個人でコントロールできないことが多すぎる。任せた人物が嘘つきだったら、そのプロジェクト全てがパーになる。勝つと信じ切ることは重要だが、そこには勝てるための戦略と、勝つための行動が必要だ。そしてそれを一つ一つエビデンスで示していく。ただの思い込みほど迷惑なことはない。それで人を巻き込むのはやめにしてほしいものだ。

勝てるというなら、今すぐ根拠を示せ。示せないのならば、安易に勝てるというな。リーダーと呼ばれる人物の夢になんざ付き合ってはいられないのだ。

[教訓]
〇勝てるとの思い込みはダメだ。何故勝てるかの証明責任を負っているのはリーダーである。
〇自分一人ではどんな敗戦濃厚だと思っても、勝つと信じ切れ。そして勝つための戦略を考え、勝つために行動を取れ。迷うことなく。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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