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大器晩成型の偉人

織田信長に学ぶ、

「生まれながらに才能のある者は、それを頼んで鍛錬を怠る、自惚れる。しかし、生まれつきの才能がない者は、何とか技術を身につけようと日々努力する。心構えがまるで違う。これが大事だ。」

(解説)

生まれながら才能を持ち、鍛錬を怠らない者が一番この世で結果を残す。結果を残した人の大半が、子供のうちに才能に気づくことができた人だ。しかし、人生100年時代、年を取ってからでも遅くはない。そこで大器晩成型の偉人を紹介しよう。

  • 徳川家康

幼いころは人質として生活を送り、今川義元、織田信長に仕え、関ヶ原の合戦に勝利したのが60歳の時で、江戸幕府を開いたときは62歳の時である。

  • チャールズ・ダーウィン

進化論のアイデアのきっかけとなったビーグル号での航海は20代のことで、「種の起源」を著したのは49歳のとき。

  • 安藤百福

チキンラーメンを商品がしたのが48歳の時で、世界初のカップ麺である「カップヌードル」を開発したのが61歳のとき。

  • カーネル・サンダース

鉄道の機械修理工、保険外交員、タイヤのセールス等40以上もの職を転々として、経営者として失敗を重ね、65歳の時にケンタッキー・フライドチキンのビジネスを始めた。

  • 伊能忠敬

56歳の時に日本全国の測量を始め、74歳に死ぬまでの間測量を続けた。没後に完成した日本地図は、日本の歴史上はじめて国土を正確に表す地図となった。

これを見る限り、自分はまだまだだなと思えるし、大学卒業した後にサラリーマンとしてある程度勤め上げ、会社から追い出されそうな頃に一念発起しても十分だ。本当に勇気を与えてくれる人たちだ。いつ自分のこれだということに気づくかは、若いうちでなくてもいいと言うことだ。

能力がなくても、絶え間ない努力をしさえすれば、その方が良い結果が出せる、それを信じて精進しなさいと言ってくれる。信長の偉業で一番おいしい思いができたのは大器晩成型の筆頭に出てくる家康だからだ。

但し、上で紹介した偉人は生まれながら才能がなかったわけではない。早期のその才能に気づかなかっただけである。

[教訓]

〇才能がなくても精進せよ。花開く。

〇才能があるならおごるらず精進せよ。花開く。

〇人間、これと言うことに出会ったら、年齢なんて関係がない。これと言うものに出会うことが大切。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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