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とにかく好きなことをやれ

「人間というものは、いかなる場合でも、好きな道、得手の道を捨ててはならんものじゃ。」

 

(解説)

好きなことをやっている人はどれくらいいるのだろうか。どういう教育が良いかは、教育学者でもないから明確に答えられないのだが、まずはこの世にどんな仕事があるのかを子供のうちに教える方が先ではだろうか。だいたい平方根なんて何使うかよくわからないだろうが、それで学ばなきゃならないと言われて、ハイそうですかと素直に学べた人が、世間的にいい大学へ入れている。高校の先生にも、そんなこと疑問に思わずにサッサと勉強しろと説教されたものだ。でもやっぱり何のために、というのが必要だ。

 

人間は早く死なない限りは、社会人になってからの方が長い。仕事は重要だ。学校に行かないで犯罪を犯す人よりは、会社に行かないで犯罪を犯す人の方が多いと思う。それはいかに仕事が人間形成のために必要かということを意味している。思えば、学校では確かに五教科は勉強したが、その他の事は社会に出てから学んだことの方が多い。学校にいる時はケアレスミスで失敗することはあったが、そこから学んだことなどなかった。いかにケアレスミスを減らせばいいかくらいしか学んでいない。しかし仕事で失敗すれば必ず学ぶことになって、それが自分の糧となっている。

 

多くの人にとって、意味のあることであれば、学ぶことに対する抵抗感はない。社会に出てからの方が、学生時代もっと勉強しておけばよかったなあということに気づかされる。別にもっといい大学に行きたかったということではなくて、社会でありとあらゆる知識を使う時に、特に歴史を勉強しておけばよかったと思うことが多い。

 

まず仕事から好きになれれば、人生が豊かなものになる。それが日本の教育によって、テストの点数で輪切りにされ、上の方から行きたい会社を選べる(やりたい仕事が選べているわけではない)となると、偏差値レベルの低い人は、あまり仕事を選べなくなる。逆にそんなアホウなことから逃れて、最初から演劇の仕事をしたり、声優になったりした人の方がはるかに賢い気がする。最初から好きなことを仕事にしようとしているからだ。非常に効率的ではないか。無駄なことはやらないし。

 

人間どんな時も好きなことであったり、得意なことであれば耐えられる。そうしていないから耐えられないだけだ。価値観の問題ではあるだろうが、好きなことをしていられれば、休みなんていらない。それでも睡眠時間は欲しいかな。頭が冴えてないと好きなことがよりよくできないから。

 

好きなこと、得意なことができて、嫌になる人生なんてない。色々な犯罪を犯す人たちは、自分の好きな人生に出会えなかった可哀そうな人たちなのだ。そうみんなが認識しない限り、普通に生きている我々も本当に幸せにはなれはしない。昔、「人間を幸せにしない日本というシステム」というカレル・ヴァン・ウォルフレン氏が残した本が痛い位によくわかる。まあ、そういう国は日本だけじゃないと思うけどね。

 

[教訓]

〇好きなことや得意なことに人生全掛けせよ。絶対に人生楽しいものになる。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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