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リーダーは部下を心から従わせよ

「俺は議論はしない、議論に勝っても、人の生き方は変えられぬ。」

 

(解説)

議論に強い奴がいる。言い負かされてもしっくりと来ない。しかし従わなければならないとき、正直、相手が心の底から、言い分を理解しない限りは、議論に打ち勝ったところで、その人の気持ちまでは思い通りにならない。

 

組織の場合、相手に心地よく動いてもらうことが重要である。テレビの討論番組みたいに、どちらが理論的かどうかということは大きな意味をなさない。納得しなければ、自分の思い通りに動いてもらっても、気持ちが入らないから、目的を達成できないかもしれない。

 

組織としては強権発動をして、動いてもらわなければならないこともある。スタッフの個人的な我がままに付き合ってもいられない。だが、本来あるべきリーダーは、心から従わせることだ。つまり本当に納得してもらって仕事に取り組んでもらうかである。そうすれば、決して会社の損失になるようなことにはならずに済む。

 

順わせたが、やる気がなく、結果、ミスを犯したり、トラブルになったりしたらより傷口が広がるだけだ。

 

議論に打ち勝つことではなく、納得してもらうことに全力を注ごう。議論に打ち勝つだけなら知識だけで十分ではあるが。リーダーは人の生き方を変えるくらいのことができなくちゃいけない。それは知識ではなくハートなんだ。

 

[教訓]

〇議論に打ち勝つことではない、心から従ってもらうことが重要。それは知識ではなく、ハート。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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