世界の歴史を題材とした起業家応援メディア

リーダーは理想を掲げろ

「男子は生あるかぎり、理想をもち、理想に一歩でも近づくべく坂をのぼるべきである。」

 

(解説)

自分にとっての理想は、自分が自分らしく生きられること、その一言に尽きる。もちろん自分が好き勝手に生きていければよいということではない。人間は社会的生物だから、一人では生きていけない。そこでいかに社会貢献できるか、なのだが、次のように分類分けできよう。

 

A:社会に望まれる仕事であって、自分らしさも発揮できる仕事。

B:社会に望まれる仕事であるが、自分らしさが発揮できない仕事。

C:社会に望まれない仕事であって、自分らしさが発揮できる仕事。

D:社会に望まれない仕事であって、自分らしさも発揮できない仕事。

 

まずDという選択肢はあり得ない。自分が意思決定者であれば、自分がやりたくない仕事はなるべく避けようとするだろう。さらに社会が望まない仕事であればなおさらだ。

 

Cという選択肢は稀にある。望まれないというと言いすぎだが、売れない漫画家、売れないアーティストみたいなケースがこれに当たる。夢を追っているだけで食べていけないという感じだ。

 

普通の人、おそらく95%くらいの人はBの事をやっている。それは、偏差値で会社を振り分けられてしまうから、やりたい仕事ができない。あるいは資格を持っていなければできない仕事もある。入社できた会社で配属された仕事をやっていくしかない。

 

一番望ましいのは、社会にも望まれ、自分らしさが発揮できる仕事である。これが一番人を幸せにする。子供のうちからやりたいことが明確であれば、比較的可能な組み合わせでもある。でも人生途中からでもAを目指すことはできるのではないか。そもそも社会人になってからやりたい仕事が見つかる人も少なくない。誰かから雇われることを前提にした仕事であれば、年齢制限はある。しかし自分で起業する仕事であれば、年齢制限はない。もっとも起業はできても、お客様から選んでもらえるというのは話が別だ。

 

だから、死ぬまでAを目指すことはできる。後は自分の努力と運次第だ。

 

[教訓]

〇理想は自分が自分らしく生きられること。

〇社会に望まれる仕事であって、自分らしさが発揮できる仕事、これを死ぬまで目指せ、諦めるな。

 

 

 

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
SNSでフォローする