「身に危険を感じているなら、自分一人で解決しようとは考えないことですよ・・・」
(ストーリー)
写真撮影が趣味の人間が連続で殺されていた。デイズ・オブ・ワシントン紙の上司から、ジョージは写真撮影が趣味の人間が殺されているから気を付けろと忠告があった。上司は写してはならないものが写ってしまうこともある。それをジョージは聞き、上司のコンピューターを使って、自らの写真をよく見ると、ゴルゴが狙撃している写真を撮ってしまっていた。身を隠すしかないと思った。
ゴルゴへの依頼人も、写真マニアが次々と殺されている事件のことが気になっていた。ゴルゴの仕事に何か手違いがあったのではと。しかももう関係がない。ちなみに今回の依頼は、マイケル・ケンダルのスキー板を狙撃し、板が少し欠けるような形で狙撃してほしい。殺すのではなく、狙っている人間がいるというメッセージを伝えたいという。そして、スキーの力量はかなりのモノだから、板が少し欠けても制御不能にはならないという。しかし、ゴルゴが板を狙撃したら、ケンダルは樹木と激突し、死亡した。
KGBの男たちが、ジョージの居場所を突き止めた。二人の男がやって来る。どうやら警察とのことだ。身の危険を感じているのならば保護しますと言うが、自分には何にも関係がないという。しかし警官は何か隠していることに気づき、ジョージを見張ることにした。
その夜、KGBがやって来る。そして警官が助けに来るが、射殺。その後ゴルゴがやってきて、KGBを射殺。ジョージにスキー場で撮ったフィルムを出すように言い、全て焼却処分をした。
ゴルゴは依頼人の下にやってきて、ケンダルのスキーの腕はまるでど素人だった。依頼内容に偽りのあることを許さないと、射殺した。
(解説)
「シャッター」の一幕である。警官が写真マニア連続殺人事件でジョージのところを訪れた。ジョージはゴルゴに対して、警察には知らせないことを伝えなければならないため、忙しいと言って追い返した。そのときの警官の言葉である。
経営者は孤独のため、困ったときにはひとりで悩んでしまう人も多い。しかし一人の人が考えても、それほど選択肢はたくさんないものである。三人集まれば文殊の知恵ともいう。身近に相談できる人がいるのなら、相談してみた方がいい。何の解決策にならないことも多いが、相談したというだけで少し気分も晴れるものだ。また、何かを話してみると、自分の悩みが整理されて、自分で解決できてしまう事もある。困ったときは自分一人で解決しないことである。
[教訓]
〇困ったときは誰かに話せ。自分で解決できることもある。