「ずっと続けているのか?」
「はい。他に腹筋運動やスクワットなども・・・」
「なるほどさすが、だな・・・常に、運動不足による筋力低下に備えている、というわけか・・・」
(ストーリー)
パレスチナ側に、モサドのサラ・ストームが捕まった。パレスチナ解放武力同盟情報部カーリッド部長は、サラを捕虜交換の道具として扱うことにした。サラの体内からフィルムが発見された。そこには西ドイツ情報局のホルスト・シェンクとゴルゴが写されていた。
捕虜交換の相手は、テロリストのガブリエレ・クロッフェ・ティーデマン。現在、テルアビブの独房で終身刑の暮らしを送っているという。カーリッドはティーデマンに借りを返したいだけだという。
カーリッドはあるホテルでゴルゴを逮捕する。西ドイツ情報局のシェンク支局長の下に、ゴルゴがパレスチナ側に逮捕されたという情報、およびティーデマンが釈放されるという情報を得た。シェンクは部下のクララにティーデマンのマークとゴルゴがどんな逮捕をされたかの調査を依頼した。
カーリッドはゴルゴと取引をした。無罪放免にする条件に腕を借りたいと。それは捕虜交換が行われるとき、標的がイスラエル側へ渡り切らないうちに射殺してほしいという。
ゴルゴはティーデマンとサラが橋の上で重なったときに一発で二人を射殺した。そして失敗したらゴルゴを撃ち殺すために張り付けていた男は倒される。
カーリッドはサラの密告もゴルゴの仕業であり、これは全て仕組まれていたことだと知る。元々ティーデマンはゴルゴの依頼された仕事であったが、サラの方はパレスチナ側に依頼された仕事だったから遂行したのであろうと思った。
(解説)
「捕虜交換」の一幕である。ゴルゴが逮捕されて独房に入れられているときも、筋トレをしていた。いつもの日課でもあるのだろう。そのときの警備員とカーリッドの会話である。
筋トレは日課にするといいらしい。継続することは精神力を鍛えることにつながると言われている。また、運動をすれば血流が良くなる。脳にたくさんのエネルギー、いわゆるブドウ糖が流れて脳が活性化する。そうすると気分がスッキリして頭がさえる。特に筋トレは、脊髄から出ている感覚神経の筋紡錘という部分を刺激し、脊髄と脳が直接つながっているために、脳を活性化することができるようだ。筋トレと言ってバカにするなかれ、体だけでなく脳にも好循環が生まれる。起業家にとっては必須と言ってもよいだろう。
[教訓]
〇起業家は筋トレをせよ。頭も冴える。