「こんな大仕事をやってのけたのが・・・こんな田舎の保安官で・・・がっかりしたかい・・・?しかしな。言っとくが・・・田舎の保安官だとバカにするなよ・・・射撃の腕は州一番・・・いや、4年前にゃ、大会で優勝してるんだぜ!」
(ストーリー)
あるモーテルを盲目の老母マーサと娘が営んでいた。そこにゴルゴがやってきて宿泊をする。するとその後で、保安官がやってきて銀行強盗を探しているという。白人の二人組であるから、ゴルゴをそれ以上怪しむこともなく、去っていった。
さらに息子のハンクが戻ってきた。盲目の母であるから、ハンクと共に来たもう一人の男テッド・コールマンを見ることはできない。しかし、何らかの気配を感じた。
マーサはハンクがもう一人の男といる事、そしてその男がハンクを銀行強盗をそそのかしたと言い、銃を向けた。もう一人の男が母に拳銃を向けたのでハンクがかばおうとしたら、マーサがハンクを撃ってしまった。娘がやってきて、ハンクは遠くに出て行った。もう一人の男は死んだと話した。
コールマンはボスのところに金を届けにやってきた。ボスはコールマンを射殺。しかしボスは保安官であり、ゴルゴは射殺した。
(解説)
「インディアン・サマー」の一幕である。ゴルゴは銀行強盗の実行部隊であるコールマンを追ってきて、ボスの下にたどり着いた。そしてそのボスは保安官であった。そして保安官がゴルゴに向かって言った台詞だ。
「田舎の保安官だと言ってバカにするな」「州で一番の射撃の腕」「大会優勝者」。自分のことをゴルゴにビビらせようとでも思ったのか、自分を思いっきり自慢していた。相手がゴルゴであれば、結果は同じだ。
自慢すれば自慢するほど、その結果が伴わなければ、非常に痛々しい。あまり自慢しないことだ。相手がビビるとは限らない。
[教訓]
〇自慢してもプラスになることはない。
〇自慢とは自己満足なだけである。