「あんたが俺の挑戦を受けてくれるとは、思わなかったぜ・・・やはり・・・あんたへの連絡文、挑戦状の”この挑戦を受けなければ、ゴルゴ13を二流とみなす”というのが・・・効いたのかな?・・・」
「いや・・・スパルタカスほどのプロフェッショナルが・・・どうしてこんな真似をするのか・・・それをたしかめたかったまで・・・だ・・・」
(ストーリー)
南アフリカ共和国のキンバレーの金鉱採掘会社社長ガブリエル・ロスマクドナルドと、スウェーデンのコンピューター会社社長インゲマル・ペテンセンは、黒人狩りのように何分以内にいくつの耳を集められるか、等のゲームで楽しんでいた。
刺激的な遊びということで、ローマのコロッセウムで暗殺者スパルタカスがゴルゴを殺せるかどうかで賭け事をすることになった。二人の対決を彼らは画面上で楽しんでいた。ゴルゴがスパルタカスになんでこのようなショーを引き受けたかを聞くために即死はさせなかった。じつはスパルタカスはゴルゴからの護衛だと思って引き受けたが、とんだ道化を引き受けさせられたことに激怒した。そこでスパルタカスは、ロスマクドナルドとペテンセンの殺害を依頼した。二人は即座にマフィアに警備を頼んだ。また、ヨハネスブルクの方が警備が万全ということで、マフィアに護衛されてヨハネスブルクへ向かった。
一番早くヨハネスブルクに到着するはずだったが、ゴルゴは外国人部隊を乗せて給油のためにヨハネスブルクに到着する特別機に乗り、彼らより早く到着し、二人を狙撃した。
(解説)
「鬼畜の宴」の一幕である。大富豪もゴルゴをゲームに使おうとするから取り返しのないことになってしまった。スパルタカスはゴルゴからの護衛という仕事で請け負ったが、ゴルゴはコロッセウムの各所に仕掛けられた集音マイクや映像カメラを見て、ショーと見破った。それをスパルタカスは見破られなかった。ゴルゴよりも先に到着していたにもかかわらずだ。さらに、ゴルゴを呼び出すのにゴルゴを挑発したものの、その挑発にはまるでゴルゴは乗ってこなかった。
ビジネスにおいては、感情的になった負けだ。怒りたくなることも多いが、笑ってけんかをする。これが大人というものだ。
[教訓]
〇トラブルが起きても感情的にならず、冷静に対処せよ。