世界の歴史を題材とした起業家応援メディア

経営者は部下をワクワクさせるのが役割

「もちろんオーバー・ザ・スカイJは到達点ではなく通過点でしかありません!次にはオーバー・ザ・スカイC(中国)があり、その次にはオーバー・ザ・スカイR(ロシア)、オーバー・ザ・スカイA(アメリカ)も始めることになります!即ち、我々の最終目標はそれら全部が軌道に乗ったときに成立するネットワーク、オーバー・ザ・スカイW(ワールド)なのですっ!!」

(ストーリー)
世界のメディア王ワールドロップが来日した。リンダは前橋の命日に墓を訪れていた。そして前橋を射殺したゴルゴに対する復讐を心に秘めた。いつかゴルゴの依頼人との接触に関するテープを公表しようと考えていた。

ワールドロップは東洋テレビを訪れ、東洋テレビ側からワールドロップの持分を買い取ることを伝達。ワールドロップは東洋テレビの株式を登用新聞に売却したことをその場で告げた。リンダはまだ東洋テレビの取締役であった。

父と娘は料亭で会話をする。東洋テレビにとどまっていなければゴルゴの罪を暴けないと。しかしワールドロップはゴルゴのことは相手にするな、テープもなかったことにしろという。リンダは納得ができなかった。

ワールドロップが簡単に東洋テレビの株を売り渡した。社長の猪狩一郎は、衛星放送「オーバー・ザ・スカイJ」のパートナーは別の誰かを選んだ、つまり我々は捨てられたと考えた。一郎が家に戻ると父の会長がワールドロップの次なる手を伝えた。

その頃、香港ではリ・セイシンが、新日本テレビがワールドロップ側に就いたことを知らせれ、この衛星放送の経営者に抜擢される可能性のあるリンダ・ワールドロップを始末するよう暗殺者に依頼した。リ・セイシンがリンダを暗殺しようという情報がワールドロップの下に知らされた。何としてもリンダを守るべく策を取った。ゴルゴがリンダを見張っている。

猪狩一郎は父のアドバイスで、山本東洋新聞社主に訴えたが、既にワールドロップは山本と交渉済みだった。猪狩源次郎会長は植物状態になり、一郎は首つり自殺をしていた。リンダがと最後の東洋テレビの中継で、リンダはゴルゴの存在をレポートしようとしていた。するとカメラマンがリンダを撃とうとしていたときに、そのカメラマンをゴルゴが狙撃した。さらにリンダのゴルゴの狙撃に関するビデオを狙撃。実はワールドロップはゴルゴにリンダがゴルゴのビデオを持っていることも知らせ、リンダを暗殺する者を狙撃してくれと依頼していたのだ。その条件はワールドロップがリンダにゴルゴの暴露をやめさせること、もし暴露しようとしたら自らの命も差し出すとゴルゴに伝えた。

(解説)
「アンダーグラウンド オーバー・ザ・スカイ2」の一幕である。ワールドロップを現代社会に当てはめると、ルパート・マードックであろう。ワールドロップの、役員に対する宣言である。日本だけで終わらない。色々な国に行って世界だと。

日本はもはや成長市場ではないから、世界に打って出る、馬鹿の一つ覚えかもしれないが、成長市場で勝負するのは、経営者としては当然だ。人はより大きな活躍場所で活躍したいと思うわけで、世界を目指すだけでも、わくわくするものだ。経営者は、役員を始め、スタッフにわくわくさせなきゃいけない。それが仕事だ。無謀だよな、と思われるくらいでちょうどいい。振り落とされてついてこない奴はついてこなくていい。

[教訓]
〇経営者は、世界を相手にして、企業が成長するビジョンを見せよ。
〇部下をワクワクさせるのが経営者の仕事だ。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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