世界の歴史を題材とした起業家応援メディア

多角的視点で問題を解決してみよう。当たり前の方法にこだわるな。

「このゴルフ場にテロリストは潜り込めない!また狙撃可能な高所からは射影距離が長すぎて、弾丸が届きっこないんだ!」
「高所からは不可能だというのなら・・・低いところから狙撃するかもしれなくてよ!」
「ばかはかしい!!標的が見えないのに、どうやって狙撃するというんですかね!?」
「ゴルフ場にだって見えないホールがあるわ・・・例えば、この13番ホール・・・でも上手な人は最初の一打でグリーンに乗せてしまうわ・・・」
「話になりませんなゴルフと射撃を一緒にするなんて!!」

(ストーリー)
立花の手下は、リッツィーニをホテルの駐車場で待ち伏せして、射殺した。

笹野はハワイへ戻ってきたときにリッツィーニが射殺されたことを知り、驚く。そして立花を首にすると告げると、立花はワイキキ・スター・ホテルの筆頭株主は自分だという。命が惜しければ金だけ出して口をつぐんでいろと脅した。

探偵が探している女性ロビン・フォスターは、立花の会社と契約していたが、死んだと担当者が話した。フォスターは娘のロビンが死んだのは、日本のやくざのせいだとして、立花をゴルゴに殺させることにした。

立花はとうとうホテルを手にした。さて、立花の事をゴルゴが狙っていることが分かった。立花は週末のコンペも普通に開催するという。ゴルフ場は徹底的に警備された。

ゴルフのラウンドを一緒に回っていた婦人がいた。立花に「ロビン・フォスターは私の娘だったのよ」と言った瞬間に、銃声が聞こえた。

(解説)
「プロキシ―・ファイト(後編)」の一幕である。高い所からダメならば低い所からはどうだ。押してダメなら引いてみろ。あるプロジェクトが上手くいかないときには、あえて当初の事と逆の方法を取ってみるだけでも、解決策のヒントが浮かぶかもしれない。

目標が見えないからと言って、目標が達成できないわけではない。ある程度予想ができさえすれば、それに挑戦することは可能だ。そもそも起業時には売上なんて見えていないのだから。

物事を解決するヒントとしては、今やっている仕事とは関係のない所から得られることも多い。だから射撃とゴルフを一緒にするな、というのは頭が固すぎる。球(弾)を打つ(撃つ)のは同じことである。共通項は多いと思われる。

[教訓]
〇上手くいかないときはあえて逆手を打ってみろ。
〇目標は目検するものではなく、想像して、創造するものだ。
〇別の事からヒントを得られることもある。全く関係ないことに何か共通点を見つけよう。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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