世界の歴史を題材とした起業家応援メディア

たかが損失を取り戻すために、人を恨んだりするような、無駄な時間は使うな

「私を襲った二人のチンピラの事、わかったんだって!?」
「ああ!あんたの勘が当たってたよ!二人を探し出して調べたところ、確かに“アップ”の編集長に雇われてやったことらしい!」
「やっぱりね!あの編集長の性格からしてやりそうなことだと思ってたのよ!」
「で、どうするキム?警察に訴えるかい?」
「やめとこう・・・何の得にもならないし、それをまた面白がって記事にされるのも、癪だわ!」

(ストーリー)
女カメラマンがスクープを撮影した。共和党の議員がコールガールの部屋から送り出されるとことを写真で撮ったのだ。清廉潔白が売り物の議員の政治家生命にかかわる。ある新聞社で専属カメラマンとして採用したいと言われたが、キムはもっとくれるところがあると言って断った。

キムはある男たちに襲われた。そこを通りかかったゴルゴ。男たちがゴルゴにかまったものだから、ゴルゴに殴られた。二人は逃げる。キムはゴルゴにお礼を言ったが、ゴルゴはそのまま去っていった。

キムは翌日、ある男とレストランであった。キムが断った新聞社の編集長がキムを襲わせたという。するとその場所でゴルゴに会ってしまった。キムはゴルゴとホテルに入った。

また、キムは例の政治家からも怨まれて、殺し屋を差し向けられた。ゴルゴはキムがベッドに横になったときに部屋から出て行った。その後で、殺し屋がキムを狙う。その殺し屋はゴルゴから射殺されるのであった。

(解説)
「女カメラマン・キム」の一幕である。さすがに刑法違反になるようはことは、話は別だと思うが、ビジネスをやっていると、騙されたり、損をさせられたりすることはよくある。そのときにいちいち目くじらを立てて、その損を少しでも取り戻そうと思っていたら、かえって時間がもったいないことがある。その他で稼いだ方が早いというものだ。むしろ騙されたり、損をしたり、痛い目に遭ったときは、授業料と思えばいいのだ。その方がよほど人を見る目が磨かれる、次会ったときに同じような状況で騙されないようになる。人間損の数だけ、強くなれるし、人にも優しくなれる。

[教訓]
〇騙されたり、損をさせられた場合には、授業料だと思え。
〇損をさせた奴を追いかけるより、他で稼いだ方が早い。そういう奴は取り返したくても金がないんだから、追うだけ時間の無駄だ。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
SNSでフォローする