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部下に権限を持たせれば、組織は強くなる

「射撃の方は、まずまずだ。だが順序が違うぞ!自分より性能の優れた武器、つまりマシンガンを持った奴から先に倒すんだ!それに拳銃を持っていた方はまだ銃口をむけていない!後回しでいいんだ!」
「拳銃を振り回すだけが能じゃないんだっ。瞬間的に相手を識別して状況に応じた射撃が要求される。」

(ストーリー)
ある少女ペギーが殺された。その発見者は大学教授のチャールズ、犬の散歩時のことであった。FBIが事件を追っていくと、怪しい男が浮上してきた。ゴルゴである。FBIがゴルゴに後ろから迫った時、反射的に反撃して、警官に暴行を加えたため、その場で逮捕された。

しかしその後の調査で、ゴルゴの血液型と犯人の血液型が一致しなかったため、一次釈放された。釈放されたときにゴルゴが残した「子守歌か・・・」という言葉に刑事が引っ掛かった。そして刑事はゴルゴが事件の目撃者であると感じだ。

ゴルゴは少女が殺された現場に訪れて、少女の雇い主であるカーターを呼び出した。その少女を殺したのはカーターであることがわかり、刑事が連行した。ゴルゴが犯人逮捕に協力したことになる。

その後、同じ森で大学教授が射殺された。実は大学教授は元KGBのスパイで、アメリカの優に目覚め、スパイ活動を絶っていたという。

(解説)
「ペギーの子守歌」の一幕である。訓練所で教えていたFBIの署員が、事件に駆り出された。上記台詞は、レクチャーの一部である。この台詞は拳銃の打ち方だが、ビジネスについても語っている。最初は「優先順位」。二番目は「状況判断の重要性」である。

時間的制約がある中で、先にやるべきこと、後でかまわないものと優先順位をつけなければならないのだが、時間配分が下手な人、残業の多い人は、実はこの優先順位を守っただけでも時間内に終わらせることができる。

また、状況判断も重要だ。その時にどこまで自分に権限が許されているかにもよるが、現場で判断すべきことは多い。上がいくら判断したところで現場の人間の判断を優先させた方が、スピードが重視されるビジネスでは効果的である。全部現場に任せればいいというわけではない。実績や結果に応じて、現場での判断ウェイトを高めていけばいい。

[教訓]
〇仕事は優先順位を考えろ。
〇現場に判断させる機会を増やせ。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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