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チームとは普段から意思疎通を。阿吽の呼吸が見につくまで。

「ヴィターリはすっかり人間が変わってしまった・・・二年前から我々分離独立派との連絡を絶ち、私利私欲に走り、蓄財に奔走している!」

「ヴィターリ氏はロシアを倒すために、偽札を製造していたのです。・・・しかし、この計画を兄に話しても理解はしてくれまいと、ヴィターリ氏は側近に話していた、ということです・・・」

(ストーリー)
チェチェン共和国、解放のドンであるマクダエフはゴルゴに、弟ヴィターリの殺害を依頼した。チェチェンマフィアは独立運動を行ってきた。兄マクダエフは、弟はロシアの入金主具に侵され、私腹を肥やすだけの豚に成り下がったと考えていた。

マクダエフは部下にゴルゴをサポートするように指示した。ヴィターリは日本円の偽造を企んでいた。そして船に印刷機を搬入していた。

ゴルゴはヴィターリの乗るタンカーに、潜水服で潜入。部下の中の一人イワノフは仕事の補佐をできないことにいら立ち、同じく潜水服で潜入する。しかし船のメンバーに見つかり、やむを得ずゴルゴはイワノフを助ける。ゴルゴは自分の仕事の邪魔になるから助けたという。騒ぎが大きくなり、イワノフは突撃する。二人は舟の中に凸版印刷機を見つける。ヴィターリはタンカーごと破壊した。

小舟にゴルゴのみが戻り、ヴィターリがタンカーで脱出した先を目指す。ヴィターリが潜伏する先に、偽札用の銅板があり、ゴルゴはヴィターリとその銅板を撃つ。兄マクダエフは弟が偽札の製造を計画するとは知らず、ヴィターリの計画が上手く行っていれば、チェチェン人はロシアとの戦いに勝ったのかもしれないと、自ら潰してしまったことを後悔した。

(解説)
「ラストジハード最後の聖戦」の一幕である。兄マクダエフは弟ヴィターリがタンカーでヘロインか覚醒剤を製造して、チェチェン人としての魂を忘れてしまったと考えていた。しかし実際は弟は魂を失っておらず、兄は弟の野望を潰してしまった。もちろん偽札づくりは違法ではあるのだが・・・。

意思疎通を行っていないと、お互いが誤解をしていることになる。ここで兄と弟がお互いの真意をきちんと確認しあっていれば、全く問題にはならなかったであろう。日頃から連絡を取り合い、お互いの真意を確認し合い、ずれがないようにしよう。

[教訓]
〇普段から連絡を取り合い、自分の真意を相手に伝えておくこと。誤解はビジネスで無駄を生む。
〇阿吽の呼吸になるまで、チームとは情報共有が不可欠。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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