「何かないか!?早くしないと二人とも蒸し焼きだぞ!」
「だって、素っ裸じゃないの、二人とも!」
(ストーリー)
隼のイエスを殺害した後で、CIAからの回収を待っていた。しかし、ゴルゴは隼のイエスを殺害したときに、イエスへの無線でゴルゴがその基地にやって来ることをKGBが知っていたことで、CIAに二重スパイがいるという疑いを持っていた。
ゴルゴを回収した飛行機に同乗していた一人が、まさにKGBのスパイ「トナカイ2」であった。KGBのスパイがパイロットに緊急着陸を強要する。飛行機が激しく揺れるそのすきにゴルゴは銃を奪い返し、KGBのスパイを人質として、近くの森林に逃げ込んだ。
KGBに囲まれる二人、ゴルゴは咄嗟の判断で、KGBのスパイを殺し、自らがKGBのスパイになった。ただ、KGBには簡単にばれてしまった。さらにゴルゴであることもわかってしまった。実はトナカイ2はKGBにとってもCIAにとってもあらゆる情報を流しており、KGBがトナカイ2を殺害する予定であった。
KGBはトナカイ2をゴルゴが射殺したことと、そもそもゴルゴであることで敬意を表した・・・はずだった。KGBのスパイの一人である女性マイヤが、ゴルゴと共にブラジルで活動するにあたって、ブラジル人に見せかけるために、ある部屋で肌を焼いていたが、何者かががゴルゴを殺そうと女性と共にその部屋に閉じ込めた。しかし、ゴルゴは間一髪女性と共にその部屋から脱出する。どうやらKGBの中に別の一味が入り込んでいるようだった。
(解説)
「鎮魂歌に牙を」の一幕である。日焼け室に閉じ込められて、脱出を試みる時に、ゴルゴと女性の会話である。ちなみに女性の持っていたピンセットを使って、ドアのカギを開けることができた。ゴルゴはピッキング技術にも優れていた。
最後の最後まであきらめず、状況を打開しようとすることが大切である。何もなくても何かを探す。そのような執念がなせる技がある。
[教訓]
〇何もないとあきらめるな、解決するための方法には何かがある。