世界の歴史を題材とした起業家応援メディア

起業家は運命を預けろ

「メデジンにゃ、命知らずの男がごろごろいて、五万ドルで平気で殺しをやるんだ!修羅場を潜り抜けた男は、用心深さと大胆さ、運命を生死の境に預けて渡り歩く・・・あんたは、そんな匂いのする、男だよ!」

(ストーリー)
コロンビアにメデジン市があり、世界最大のコカイン密輸拠点となっている。この巨大麻薬組織をメデジンカルテルと呼んでいる。そして麻薬組織のエステバロが刑務所を脱走して戻ってきた。

コロンビアのガビリア大統領と麻薬組織のボス、ドン・ファビエは和解した。ジャングルの中にコカイン精製所があり、そこをゴルゴが訪れた。関係者のラミレスからの紹介という。組織のメンバーはゴルゴを怪しいと思い、監視をすることにしたが、そこにエステバロの情婦リヴェラがやってきた。リヴェラはゴルゴを精製所に案内し、麻薬の吸い方を知っていたためにゴルゴを信用した。ゴルゴが寝込んだところをメンバーが襲うが、簡単に殺される。

エステバロはドン・ファビエのパーティーに呼ばれる。ファビエは今は摩擦を起こすなとエステバロに忠告。ファビエは当分政府と手を結び、頃合いを見計らいカルテルを掌握するつもりであったが、エステバルが自分のやり方に逆らうようなら消すしかないと考えた。

ゴルゴは帰りの飛行機でコカインを積んだが、爆弾が仕掛けられていた。その後でゴルゴが再び現れ、リヴェラを連れて、ファビエの下へ向かう。エステバロとファビエが仲たがいし、エステバロは腹心の部下に殺される。その後、ゴルゴはファビエたちに襲われる。ビルの屋上まで追い詰められ、ビルの上から飛び降り、ファビエのいる部屋に向かって、飛び降りざまに射殺。貯水槽に落下することで、無事にその場から離れた。エステバロとファビオを殺害するのは、コロンビア大統領からの依頼であった。

(解説)
「メデジンカルテル」の一幕である。ゴルゴの飛行機が爆破された後、精製所に戻ってきたゴルゴは、飛行機にエステバロの娼婦リヴェラを乗せた。そしてリヴェラがゴルゴのことをただものではないと絶賛したときの台詞である。

起業すると修羅場だらけである。それこそラバンバと歌いたくもなってくるくらいだ。失敗するだけならいざ知らず、傷に塩を塗られるように、失敗に輪をかけて、騙され、裏切り、なんでもござれ。でもそういう修羅場をくぐるたびにメンタル的に強くなっていく。

色々なことに用心深くはなるものの、大胆さも持ち合わせてくる。少しリスクのあることをやっての何とかなるさ、ケセラセラである。自分の命を懸けて、というと大げさだが少なくとも運命のまな板に自分を乗せて、後は煮て食うなり焼いて食うなり好きにしな、ここまでくると、大抵のことではヘタらなくなる。何も動じなくなってから、本当に起業が面白くなるものだ。ビビっているうちは大物にはなれない。

[教訓]
〇修羅場をくぐって、用心深さと大胆さを身に着けろ。それが成功へのカギだ。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
SNSでフォローする