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普段からの行いが大事

「我々は・・・どうしても腑に落ちないのですよ。ゴールドシュミットさん・・・はたして、血も涙もないユダヤ人商人のあなたが・・・何の見返りもなく、ワレンバーグの救出に乗り出すことが、あるのか?それでCIAはこう結論付けたのです・・・ワレンバーグをあなたのきりふだにしてはならない、あなたには何らかの狙いがあるはずだ。・・・とにかくCIAは・・・今回のあなたの行動を理解できないのですよ・・・疑わしきは”クロ”我々の世界での定理です・・・」

(ストーリー)
ゴールドシュミット財閥のドン、レオポルト・ゴールドシュミットは同じユダヤ人の同胞であるアメリカCIAのマイヤーを呼びつけ、ラウル・ワレンバーグが生きていることを告げた。ワレンバーグは今ロシアの収容所に監禁されているという。ゴールドシュミットはワレンバーグの救出のために、マイヤーからゴルゴを紹介してもらい、依頼した。

ワレンバーグは第二次世界大戦中、ユダヤ人に対する保護証書を発行し、ナチスの一般兵にドル札を配り、数多くのユダヤ人を救ったという。しかしソ連軍によるハンガリー解放の日に姿を消した。ソ連軍が連行したのだという。

実はワレンバーグにはプラスチック爆弾が付けてあり、リモコンスイッチを押せばワレンバーグは爆殺される。

ゴルゴはワレンバークのプラスチック爆弾を爆破させるリモコンを破壊。その後、ゴールドシュミットの傭兵がワレンバーグを救出。ワレンバーグは脱出用フロートまでたどり着くが、その後追ってくる兵士にフロートを破壊される。ゴルゴがジープを運転して、ワレンバーグを乗せ、船に乗って、逃亡する。ヘリで追ってきたロシアの兵をヘリごと破壊した。

ゴールドシュミットの下にCIAのマイヤーが訪れ、ワレンバーグの保護を伝えた。しかしワレンバーグはその後CIAが保護したという。CIAはゴールドシュミットがワレンバーグを使って、アメリカを裏から捜査しようとしていると疑い、保護、さらにゴールドシュミットを殺害する。

(解説)
「五十年の孤独」の一幕である。CIAのマイヤーはユダヤ人である前にアメリカ国民としての責務を果たした。

結局のところ、悪を重ねてきて、どれだけその後、善行を積んでも、中々信用されないということなのだ。信用されるためには、日頃の行いが重要である。

[教訓]
〇信用されるためには日ごろの行いが重要。いきなり善人ぶっても、突然信用されるものではない。信用には時間がかかる。カネで寄ってくる奴は信頼の対象ではない。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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