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本当にすごい奴は隠れていて、表には出てこない。

「あいにくですけどわたしはオルガの手先じゃありません・・・あえていうならオルガが私の手先です・・・わたしはつまりプードゥーのプロモーターです・・・オルガは私の持ち駒の一人・・・よく稼いでくれるタレントになりました一番のスターですわ。」

(ストーリー)
呪術師の暗殺のために、ゴルゴは、依頼人ハシェルの召使ニーナの車に乗せられて、ある小屋に案内される。そこで、毒針に襲われる。針には直接刺されなかったが、ゴルゴも意識が朦朧とし、召使がブードゥーの呪いにかかったという。

しかしゴルゴは自ら持ってきた薬で回復を待つ。その召使ニーナが外に出た後で、別の召使ナンがオルガの下に案内するために送られてきた。ナンとゴルゴはオルガの下に向かうが、その時に刺客から襲われる、顔を隠していたが、ゴルゴはそれがニーナであることを見抜いていた。

ニーナによれば、オルガの方がニーナの召使であり、ニーナが本当のプロモーターであった。ニーナが、ハシェルの頭痛の発作や昨日のゴルゴの意識が朦朧とする原因を作り出していたのだ。

その事実を聞いた後で、ニーナとオルガはゴルゴに射殺された。

(解説)
「Voo Doo(後編)」の一幕である。依頼人ハシェルのところで秘書をしていたニーナが、実はブードゥーのプロモーターであったという。本当の実力者、いわゆるフィクサーは知る人ぞ知る人物であり、一般人には隠れているのである。

凄い奴は、実は有名人ではなく、有名人を陰で操っている奴ということなのだ。ゴルゴも一つ読み違いをしていたとすれば、このニーナとオルガの立場を逆に考えていたということだ。

どうせなら、フィクサーを目指せ。

[教訓]
〇フィクサーは知る人ぞ知る存在。本当にすごい奴は誰も知らない奴なのだ。
〇有名になった時点で、実は終わり。それ以上の拡大はない。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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