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「急がば回れ」は、ビジネスにおいて、成功への鉄則

「間違いなく沼から来る。そのために、道から沼の向こう岸まで足跡を付けておいたんだし、それに、陸づたいにここへ来ようと思えば俺たちのように半日がかりで、密林を回って来なければならねえからな。」

(ストーリー)
ダディBというブラジルにおける麻薬と売春を一手に引き受けているボスへの暗殺をグル語が請け負った。それを聞いてゴルゴを迎え撃つ。刺客(警官)がゴルゴを襲うが殺される。

ダディBが沼地に誘い込む。連絡船で知り合ったフイニ―という女が、ゴルゴを心配して沼地を訪れ、ダディBが、カヌーのフイニ―をゴルゴだと勘違いして射殺。その後、ゴルゴはダディBと手下の罠にはまらずに、彼らを殺害した。

(解説)
「マッディブラッド」の一幕である。沼地は底なし沼でゴルゴが動くことができず、ハチの巣にできるという罠であった。別に罠ではないのだが、ビジネスは近道をすると全く結果が出ないことが多い。一発当たれば大逆転という話は、何年かかってもその一発が当たらないようになっている。すぐに巨万の富を掴めそうな話は、まるでうまくいかない。

そんなことよりもコツコツと仕事をして、薄利を積み重ねていった方が何年もかかるが確実にお金になるのだ。不思議なものだ。

ビジネスにおいて、目の前にニンジンがぶら下がっていようものならば、あえて横目で見ながら無視をしてみよう。そしてその目の前のニンジンをわざわざ避けて通ってみるのだ。別の視点が生まれて来たり、今まで考えもしないことを思いついたり。あんまり儲からなさそうと思ったことが案外儲かったりする。

人生上手くいかないと思ったときにこそ、あえて時間がかかって、手間がかかることに着手してみよう。何かのきっかけをつかめることもある。まさに急がば回れというものだ。

[教訓]
〇急がば回れ。ビジネスにおいては鉄則だ。
〇コツコツがビジネスにおける最大の近道だ。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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