「お前がいかに夢多き少年かってことはよくわかったよ!だがな・・・今は自分がどんな立場にいるかってことをよく考えるんだ!」
(ストーリー)
武器商人のジミー・コルダ、秘書であり愛人のセシリア、そして用心棒のラメド・ユースフがローマで食事をしていた。その前をゴルゴが通りかかる。用心棒のラメドはゴルゴがジミーを狙っていることもあると考えた。以前ラメドはゴルゴに弟子志願をしたが、断られている。セシリアはゴルゴのところに赴き、ジミーを殺さないように懇願した。
その帰りセシリアは何者かに殺害され、ますますラメドはゴルゴがジミーを殺害することを確信した。
ラメドはバーでゴルゴと会い、ゴルゴはラメドにジミーを守れと言う。しかしラメドはゴルゴがジミーを狙っていると思っていたから、それを聞かなかった。ゴルゴがラメドをパラティーノの丘に翌日呼び出す。さらに、ラメドまで刺客に狙われた。その刺客はゴルゴが送ってきた者と考えた。ますますゴルゴを許せないと感じた。
そこにはジミーの他、別の武器商人がいた。ジミーはその武器商人に殺害された。ゴルゴがその武器商人を射殺したが、そのうちの一人を生かし、ゴルゴはセシリアを殺したのがその男と告げ、セシリアの仇を取らせた。そのとき、ラメドは、ゴルゴの標的はジミーではなく、ジミーを殺した武器商人だったと分かった。
決闘を申し込まれたゴルゴだったため、ゴルゴはラメドを射殺した。
(解説)
「死を運ぶ者共」の一幕である。ゴルゴに憧れていたが、ジミーとしては仮にゴルゴが自分を標的にした場合は、用心棒としての務めを果たせという。その時の台詞である。
事業を起こすと、子供の頃からの夢だったとか抜かす奴が多いが、そういうビューティフルドリーマーには、上記言葉をかけなければならない。いつまでも夢を追ってんじゃないよ。お前は経営者なんだよと。
[教訓]
〇夢を見るのは結構、だが、経営者は結果を残せ。夢は布団の中で見ろ。