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解決策を見出すために、視野は広く持て

「そ、そうか!!き、きっと、俺のカメラのレンズが光って、それが窓ガラスに反射したのだ!!し、しかし狙撃の瞬間にそこまで周りを警戒できるとは、何て奴だ・・・!?」

(ストーリー)
スキャンダル専門のカメラマン、ビクター・ランスは今の編集長にこれを最後の仕事にしたいといった。そして、有名人のスキャンダル250人以上をものにして、社会的影響を及ぼした写真も少なくない。その結果、2回の暗殺を企てられ、名誉棄損も100を超え、そのうち半分以上が係争中。もうあらゆる標的をものにした。しかし編集長は、ゴルゴを撮影したらこれ以上のスクープはないと挑発した。

狙撃と撮影は基本的に同じ、狙撃アングルと撮影アングル、狙撃チャンスと撮影チャンスはすべて共通する。使うツールが異なるだけだ。

ランスはゴルゴを撮影した所をゴルゴにみられるとまずい。そこで窓ガラスに映ったゴルゴの姿を間接的に撮影することにした。ゴルゴの標的が顔を出したときにランスのカメラがひかり、それにゴルゴは気づき、ゴルゴが映る窓ガラスと標的を撃った。

(解説)
「クロスアングル」の一幕である。ランスがゴルゴを撮影できなかったため、敗北を感じて独り言を言ったときの台詞である。ゴルゴの視野が狭ければ、既に命もなかったであろうし、そもそも官憲に捕まって有罪になっているであろう。視野が広いために、様々な危機を回避できている。

ビジネスにおいても同様である、視野を広く持てば、トラブルが発生しても解決策を講じ、対処できる能力があるのだ。サッカーにおいてもキラーパスを出せるのは、まさに視野が広いからである。さて、どのようにすれば視野を広げることができるのだろうか。

まずは自分の意見を絶対とせずに、人の意見を聞くということである。自分の意見が正しい、正論を言っていると思っている段階で、既に狭い視野に陥っている。自分がこれがいいと思っている意見があったとしても、誰か別の意見を言っていれば、それにも何らかの合理性がある場合がある。そのため自分が考えないことについても理解を示すことが大切である。また、新しいことにチャレンジすることも間違いなく視野を広げる。必ず新しい世界を見ることになるからである。

[教訓]
〇視野を広げることによってビジネスリスクを回避できる。
〇視野を広げるためには、他人の意見をよく聞くこと。自分が正しいと思い込まないこと。
〇視野を広げるためには、問題があったらまずは自分のどこに問題があったのかを見つめ直すこと。他人のせいにした途端に、一気に視野は狭くなる。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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