世界の歴史を題材とした起業家応援メディア

あらゆる情報と適切な手段を持てば天下を取れる

「ふふふ・・・面白いことになってきたぞ!KH-13という神の視力を手に入れ、政府を支配下に置き、おまけにゴルゴ13という神の手を私の手中に収めれば、世界は私の意のままになるっ!!」

(ストーリー)
アメリカのスパイ衛星が、イスラエル政府の対パレスチナ強硬派の最右翼タハル将軍が、パレスチナゲリラのリーダーであるジムトと接触したことを映し出した。ベルマイヤー博士は神の視力を手に入れたと感じた。

クリントン大統領は、ベルマイヤー博士が、写真の変化からあらゆるものを分析することを伝えられた。そしてタハルとジムトが会っていることも知らせた。そしてベルマイヤーはクリントンにスパイ衛星(KH-13)の全権限を与えることを要望した。

そこでクリントンは今すぐに答えを出せないが、この写真に隠れた接触の目的がわかれば、運用を任せる、もちろんその目撃が証明できればという条件付きであった。

ベルマイヤーは、同じ職場のアデラート(女性)の部屋をのぞき見していた。すると外に不審な車が止まっており、カメラで、FBIが監視していることもわかった。ベルマイヤーは政府に仕返しせずにはすまなかった。そこでゴルゴに狙撃を依頼したが、狙撃の時間を直前に指定するといった。

ベルマイヤーは砂漠の轍の中に極秘のメッセージを見つけ、国防長官に知らせた。タハル将軍はゲリラ組織への武器供与を確約し、ジムトはユダヤ人の大量暗殺計画を企てていると推測した。また航空宇宙軍のナルド司令官とベルマイヤーは、ゴルゴの狙撃を衛星写真で捕えて、ゴルゴを脅迫しようと考えた。

政府要人がKH-13に捕捉され、最悪の場合、ベルマイヤーを葬ることも想定した。ゴルゴはベルマイヤーのたくらみを察知し、ナルドとベルマイヤーの眼球を狙撃し、葬った。

(解説)
「神の眼力」の一幕である。FBIからの監視対象にされたベルマイヤーは衛星とゴルゴを手にして、世界を自分のものにしようと企んだのだ。

世界を手に入れるとは大それた話ではあるが、そうはいってもGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)は世界を手に入れたといっても過言ではない。正直、これらをどれかを全く使わない日はないといっても過言ではない。特にGoogle先生は・・・。彼らが手にしたのは、我々個人ベースの情報である。しかも個人の行動履歴は丸裸にされているといってよい。行動履歴を知り尽くされ、そこに適切な手段が加えられており、購買心理までもが彼らの胃のままなのだ。情報と適切な手段、これを手に入れられれば、世界を制する。

[教訓]
〇あらゆる情報と適切な手段を入手できれば、世界を支配するくらいのビッグビジネスを展開できる。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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