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集中力は自信となる、二兎など追うな

「子供に当たったら・・・とは考えなかったのかね?」
「いや・・・俺の目には標的だけしか写っていない・・・」

(ストーリー)
元ナチスの暗殺者(シュツカというあだ名の持ち主)とゴルゴが同じ獲物(西ドイツ共産党広報部長マルチン・リスナー)を狙っていた。ゴルゴは、北大西洋条約機構(NATO)軍事委員会のフランスが維持情報局からの依頼であった。リスナーを暗殺する理由は旧ドイツ軍の兵器がドイツ国内の各所に隠されており、その場所をリスナーが東側に情報を売ろうとしているということだった。

リスナーを暗殺する現場に居合わせたシュツカとゴルゴ、リスナーが子供を抱えていたのでシュツカは撃てなかったが、ゴルゴはシュツカの脳を狙撃した。もはや能力的に大きな差があったが、シュツカはゴルゴに挑戦する。しかしゴルゴの敵ではなかった。「わ、わかっていたんだ・・・も、もう私の時代ではないことは・・・」

(解説)
「魔的のシュツカ」の一幕である。同じ標的を狙う、ゴルゴとリスナーが居合わせて、子供を抱えていたため、シュツカは撃てず、ゴルゴが撃った後でリスナーがゴルゴに賭けた台詞。シュツカは「仕事の事でなく・・・理由もないが・・・私は無性にあなたを撃ちたくなっている。こんなことは近来めずらしいことだ!」と言って、ゴルゴに挑戦状をたたきつけた。

怪我をしてダメかもしれない。もっとすごい選手がいて活躍できないかもしれない、とは思わないプロ野球選手がMLBに挑戦する心境だろうか。数多くの選手が活躍できずに帰国することもあるが、挑戦せずにはいられないのだろう。もちろん中には成功する選手もいる。

いずれにしても、プロフェッショナルというもの、その仕事を完遂するために、その目標だけしか考えないという集中力を持つ必要があるということなのだろう。あれもこれも、副業なんて言っているようではプロフェッショナルとは言えない。本当のプロフェッショナルは主業だけで稼げる。そこで超一流を目指す。副業野郎は所詮二流にすぎない。そういう奴に顧客など付かないのだ。

[教訓]
〇一つの事だけに集中しろ、二つ追うということは、超一流にはなれない。これからは超一流にしか客が付かない時代になる。二流を複数こなしてもダメだ。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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