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現場の声を聞けば、顧客ニーズに合ったサービスを提供できる

「この絵を描いた本人に会ってみないことには何とも判断のくだしようがないが、このオックスフォード大心理学教室で講義をしている程度のことは言えると思う。」

(ストーリー)
マリファナで頭のいかれた若者たちが、郵便車を襲い、中の郵便物を奪った。その中にはゴルゴの銃が入っていた。その銃を使って、連続殺人事件が起こる。どれも13歳から16歳の少女がターゲットとなっていた。この銃の持ち主としてゴルゴへの疑いがあがった。

ゴルゴも自分の銃の行方を追って、その若者たちの居場所を突き止め、銃の使い手を射殺した。その後、警官もその場所を突き止め、逮捕しようとするところだったこともあり、ゴルゴはやむを得ず、若者の指紋のついた愛銃(アーマライト)を置き去りにした。凶器が出れば、犯人であるためである。

(解説)
「暗い街灯の下で」の一幕である。連続射殺事件を起こしたのは、元レーサーで自己が元でレースができなくなった男である。母親は売春婦で男にだらしなかった。その売春婦が15歳のときに産んだ子供であった彼は、母親を愛していたが、満たされない愛情を満たすために、母親代わりに少女を射殺していったのだ。

さて、マリファナでいかれた若者たちが、射殺現場で奇妙な絵を残した。そこで、専門家がこの犯罪者の特色を分析した。「これを描いた本人は健康的な精神状態に置かれていない変質狂的な面が随所にうかがえるね。・・・」として、精神状態について分析している。

責任能力がないと判断されては、被害者やその家族も報われない。それはさておき、本人に会って直接話を聞かない限りは、講義している内容位の事しか言えないということだ。

ビジネスにおいて、例えば営業の現場にいる人の方が、顧客についてよくわかる。それが、営業等ほとんどやったことのない人間が、マーケット分析だの、客に受ける商品の開発なんてできるわけがないのだ。少なくとも本当に顧客のニーズをまるで理解できない商品やサービスが出来上がる。それを営業が売ってくるのだから、やっていられない。商品やサービスの開発は営業現場に携わる人と共に開発すべきだ。

[教訓]
〇商品やサービスは顧客と接する現場の者も参加させなければ、顧客ニーズに合致する商品やサービスを開発できるわけがない。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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