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情報は価値である。対価を払わない者は、成功はしない。

「仕事さえできりゃいいんだ・・・が・・・今度の相手は酔っ払いには殺せんぞ・・・」
「そのようですな・・・テッドとアランがああもあっさりやられるなんて・・・こいつはただのネズミじゃあなさそうだ!」
「・・・テッドとアランには悪いことをした・・・もう少し早く彼の正体が割れていれば・・・いや、彼の写真が先に私の手元へ回ってくれば、その将来をすぐに君たちに知らせられたものを!」

(ストーリー)
アルゼンチンのブエノスアイレスでゴルゴは一人の娼婦クレオに会った。クレオはゴルゴを見てアントニオと呼んだ。アントニオはフォークランド紛争でイギリスの軍艦に体当たりし、アルゼンチンの英雄として死んだ。クレオの元恋人で会った。

ゴルゴとクレオが部屋にいるときに、MI6の2人が襲ってきた。ゴルゴは2人を撲殺する。そしてゴルゴとクレオは逃亡した。ケネスは部下を二人死なせてしまって、MI6のブリガン部長にゴルゴを殺害する目的を尋ねる。それはゴルゴがある人物をアルゼンチン軍部から殺害依頼が出ていて、その要人はイギリスにとって重要な人物であると。この人物はロペスと名乗っているという。

まずはMI6の方が先にロペスと合流した。ロペスに会う前にゴルゴはクレオと別れる。クレオは歩いているとある小屋を見つけ、そこでロペスと名乗っているアントニオに遭遇する。それがアントニオと分かった段階でゴルゴはアントニオを狙撃する。

ゴルゴはクレオをアントニオの首実検に使った。アントニオは実は二重スパイであった。

(解説)
「ナイトメア」の一幕である。情報機関ともあろうものが、誰を狙っているかわからないというのも困ったものだが、時間のない中で目的を達成するためには、ときには情報のない中で動くのもやむを得ないこともある。そして尊き犠牲のもとに情報を得られることもある。この例は極端だが、通常のビジネスにおいては、その尊き犠牲とは情報料である。情報を得るために無償はあり得ない。情報を得られるだけでも対価を支払うべきだ。最近、インターネットのせいで、情報に関する価値がその対価に見合わないものになりつつある。

しかし逆に言えば、情報があふれ、その人だけが持っている情報がいかに少ないかを意味している。大抵情報を得るのにケチると、損が大きくなることが多い。情報を得るのに対価を支払う人、支払わない人で差が開いていく。情報に対価を支払わない人は、決して成功することはない。対価を支払う人にはそれだけ良い情報が入ってくる。

[教訓]
〇情報に対価を払って、有利にビジネスを展開せよ。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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