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友人・知人からの紹介が安心・安全

「私がロチェスターだ!君たちは何者だ!?」
「ご相談したいことがあります。我々はグレンジャー子爵の紹介で参りました!」

(ストーリー)
ロチェスター伯爵の大型ヨット(ネルソン2世号)に、KGBのスパイが紛れ込んでいた。MI62人がその大型ヨットでスパイを探す。そのスパイは「キューピッド」と呼ばれていた。

ネルソン2世号は、ポルトガルのリスボンからジブラルタル海峡を通り、スペインのマジョルカ島へ向かっていた。航行中に何件か殺人事件が起こる。しかもMI6の片割れが殺された。

実はMI6二名のうち、もう一名が二重スパイのキューピッドであった。ゴルゴはヘリコプターでネルソン2世号に近づき、キューピッドが誰か判明した時点で狙撃した。

(解説)
「17人の渇き」の一幕である。MI6の二人はロチェスター伯爵に招待された客ではなかったが、ヨットの航行中にボートで近づき、ネルソン2世号に乗るときに伯爵に言った台詞である。

MI6であれば身分証明を見せれば問題はないだろうが、そうは言っても伯爵の取り巻きもおり、その連中に自分は英国のスパイですというのも問題がある。それで紹介という形を取ったと思われる。一番信用できるのは、突然の来訪ではなく、自分の友人や知人からの紹介であろう。ベストなのは、上記例であればグレンジャー子爵から直接紹介されるのが良いのだが、連絡手段がなかったであろうから、それはやむを得ない。

ビジネスにおいても、友人や知人の紹介が良い。業者であっても顧客であっても、きちんとやってくれた業者であることがわかるし、業者からしても得体のしれない顧客よりも、顧客の知り合いの知り合いの方が人間性が確実である。変な人は紹介しないはずだ。もっと人と人の繋がりでつながっていく社会になっていくであろう。それがSNSであるわけなのだが。

[教訓]
〇人からの紹介を大切にせよ。人から紹介してもらえるように心がけよ。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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