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褒めて信頼することが、相手の能力を高める

「あんたの技術のほどを聞いたからこそ、ここを選んだんだ・・・俺のきいているのはイエスか、ノーかだ!」

「試射もしないのか!?」
「デイブ・マッカートニーと言えば、アメリカでも5指に入る銃のハンドメーカーじゃなかったのか?俺の依頼主が俺を信頼するように、俺はアンタの腕を信頼しているんだ・・・」

(ストーリー)
航空機でハイジャックが起きた。ダラスでゴルゴはFBIにエドガー・E・サリバン射殺事件殺害容疑で足止めを食らっていたが(テキサス州ダラスにて)、ハイジャッカーへの長距離狙撃が必要となり、CIAの依頼で釈放された。

航空機は燃料の補給のためにエル・パソ国際空港(テキサス州)へ一度降りた。

ゴルゴが到着するまで、オリンピックの射撃の金メダリスト(FBIの職員)が、上司から狙撃を依頼されたが、国を背負って立つのと、130名の人質の命では違いすぎて、狙撃を拒否した。

時間が迫る中、ゴルゴは銃や銃弾の改造を専門家に依頼し、1,020メートルに及ぶ長距離狙撃を成功させる。

(解説)
「AT PIN-HOLE」の一幕である。射撃の元金メダリストですらも人名を懸けた狙撃はできないということなのだろう。犯人の狙撃に失敗すれば、その場で爆死し、旅客機と共に130名の命が失われる。国旗よりも人命の方が重い。当然である。

一発で仕留めなければ、人命を助けられない。それをゴルゴは、有能な銃のハンドメーカーに、銃と及び弾丸の製作を依頼した。ハンドメーカーも3時間で作るのは不可能だと言ったが、決め手は「俺はお前を信頼している」との一言である。

[教訓]
〇相手の能力をフルに引き出すためには、ほめて、信頼することだ。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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