世界の歴史を題材とした起業家応援メディア

お金が調達できないのをいい訳にビジネスをしないのは乞食だ

「何を言ってるんだっ!民主化はやるかやらないかだ!!途中なんてそんなもの。あるわけないじゃないか!!」
「そうじゃない、真の民主化には時間が必要だ!」

(ストーリー)
チベットは中国の管理下にある。そしてチベット独立の訴えは、封殺され、中々世界には届いていない現状がある。ちょうどその頃、天安門広場で、中国の若者たちが民主化を訴えるデモが起きていた。そこでチベット独立を中国本土でも発言しようと考える者がいた。それを暴力で解決しようとするのは反対という者もいた。

チベット独立運動急伸過激派のサムテン・シャカバは、天安門広場で中国の学生たちと共に民主化運動を進めていた。中国の民主化と、チベット独立を訴えていたのだ。扇動者に一人と中国当局からシャカバはマークされる。そこで瞭呈という女性をシャカバから情報を得るために送り込んだ。

シャカバ狙撃をゴルゴに依頼。さらにその1年後にティンレン・ツェリンとドルジェ・ギャッツオ(ツェリンの父であり、自分)の狙撃。チベット独立のために暴力を使うことはできない。ダライ・ラマの非暴力の教えに背くことはできない。それで彼は死を選んだことになる。

1989年6月3日に、いよいよ戒厳軍は通告。広場の整理に取り掛かった。そのときにシャカバは広場を吹っ飛ばすための爆弾を手にしていた。スイッチを押そうとしたときに、ゴルゴによって射殺された。その後で、軍隊が学生を銃撃する。ゴルゴはその場を静かに去るのであった。

(解説)
「6月3日の死」の一幕である。香港の学生デモにおいても、民主化運動を行っている者に相当な被害があったと思われるが、ある意味では、犠牲が最小限で済んだのは、天安門事件において、国際的批判を受けたことに対する反省もあったのではないかと思われる。上記は、チベットのシャカバと中国の学生の

本稿は政治のコラムではないので民主化についての話は控えるが、これをビジネスに置き換えると真っ当な言葉になる。つまり「ビジネスはやるかやらないかだ。途中なんてものはない。」でも、ビジネスが成功するためには「時間がかかるのだ」と。

出資してもらえたらやる。そんな物は元々ビジネスとは呼ばない。もらったお金を使い果たす、それだけの意味しかない。起業家はお金がないときはないなりにやる。それが起業家というものだ。

[教訓]
〇起業家はお金がないときはないなりにやる。ビジネスはやるかやらないかでそのお金のあるなしはない。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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