「拳銃が使えれば・・・お前がプロのハンターなら・・・とっくに引き金を引いている!プロ対決で射撃のチャンスはそうざらに来ない!最初につかんだチャンスを逃がさないのがプロの鉄則だ!」
(ストーリー)
マフィアの送り込んだ女刺客キャサワリーがゴルゴと同じホテル、しかも隣同士の部屋に泊まった。エレベーターから出てくるゴルゴの通りざま、自分のハンカチを落として右手で拾わせようとしたが、ゴルゴは無視して通り過ぎ去った。キャサワリーはゴルゴの右手が使えるか確認しようとしていた。
ゴルゴはマルタ島の医者の所で右手のしびれの治療をしていた。渡された万年筆を落としたため、完全ではない。キャサワリーはゴルゴにタバコの火をもらおうと近づいたが、左手でライターの火をつけた。キャサワリーはゴルゴの通う医者を脅して、病状を聞き出し、右手が完全でないことを確認する。
ゴルゴは海岸で左手で銃を撃つ訓練をしていた。それを見ているキャサワリー。ゴルゴがホテルへ帰る際に、車が故障したふりをして、ゴルゴの車に同乗する。ゴルゴはキャサワリーがレズビアンであることを見破り、崖から車を海の中に落とす。ゴルゴはキャサワリーを窒息死させる。今回は右腕が完全に動かないままだった。しかしキャサワリーに刺された右腕に痛みを感じた。
(解説)
「キャサワリー(後編)」の一幕である。ゴルゴが車を運転中に、拳銃で照準を絞られたが、崖から車を落とすことで、形勢逆転を狙った。海水の影響で拳銃の弾送りができなくなり、拳銃が使えない状況を作り出したときの台詞だ。
ビジネスにはタイミングがある。そのタイミング次第で、そのビジネスが上手くいくかどうかが決まる。もちろんどんなサービスを考えるかも重要だが、それよりもタイミングだ。早くビジネスをやっているのと、時間が立ってから同じビジネスをやるのとでは、最初は競合他社も少なく、容易だったが、次第に競合が多くなり同じコストでマーケットを取れなくなる。
ビジネスは早すぎることも少なくない。しかし早く仕掛けないとダメなことの方が多い。それゆえ、タイミングが来たら、迷わずヤレ。それができなければ、二度とベストタイミングはやってこないと思った方がいい。思い立ったが吉日というのはビジネスの世界には真実である。
[教訓]
〇ビジネスは思い立ったが吉日が全て。