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成功失敗にかかわらず、ビジネスに無駄なことはない

「警部、ゴルゴ13ってのは!?・・・」
「世界でも指折りの・・・超一流の狙撃屋だ!これまで、多くの標的を始末しているが、あまりに完璧な仕事なので、奴を起訴までもっていけた刑事は・・・だれひとりいやあしない!」
「じゃあ・・・その男に依頼したらほとんど完全犯罪に・・・でも・・・それほどのプロがまだそのホテルに、いるでしょうか!?」
「たぶんもういまい・・・しかし、捜査に無駄という言葉はないんだ!!」

(ストーリー)
車で走っている被害者の頭をライフルで撃った者がいた。これはどう考えてもプロの仕業とロス市警は考えた。ホーガン警部とマーシー刑事が調査のため、キャドマス・ケッタリングの事務所を訪れた。ロス市警はケッタリングがプロを雇って殺させたと考えた。

警部はケッタリングにプロを紹介したと思われる人物に会い、ゴルゴがロスに来ていると伝えたと言った。警部はゴルゴを追った。するとホテルにまだ滞在しているという。そこで警部はゴルゴをロス市警に連れてきた。しかしゴルゴは完全黙秘を続けた。

警部らはゴルゴと共に現場検証を行った。ゴルゴは事件を解決するために一言を警部らに伝えた。現場写真の車の窓は開いていたと。それで被害者を殺したのがゴルゴではないことを悟る。止まっている車なら素人の腕でも十分に狙撃できる。

ゴルゴは自分に責任を押し付けようとしたケッタリングを射殺した。

(解説)
「弾道」の一幕である。部下がゴルゴはいないと言ったが、警部は捜査に無駄なことはないと言って、ホテルに行ったらゴルゴがまだ部屋にいた。結果としてゴルゴは全く今回の事件には関係していなかったが、それでも「捜査に無駄な言葉はない」という台詞は頷ける。

ビジネスにも無駄はないと思う。それを無駄だと思ってしまったら、間違いなく無駄になる。失敗でも糧になる。一見まるで意味のないことでも、そのうちにつながって意味があるものになる場合がある。その人がその事柄に意味を持たせるかどうかで決まる。

今は、会社の飲み会は無駄だという意見も多く出ているが、それを会社での出世に使う人もいる。その会社でそれなりの地位を築こうとする人にとっては意味がある。その会社で出世をしようと思わないものは意味がない。正直、会社の飲み会が意味がないと思っている人は、その会社自体がその人にとって意味がないと思ってもいいかもしれない。

くどいようだが、会社の飲み会を良しとするつもりはない。意味のない飲み会をやる会社に意味がないと言いたい。そう思っている以上、思った人は会社に意味のなさを感じている人なのだ。サッサと転職した方がいい。

[教訓]
〇ビジネスにおいて無駄なことはない。無駄だと思ったとたんに無駄になる。
〇無駄が多い会社は、とことん無駄なことしかやらない。時間も人生も無駄になる。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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