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チャンスは一度あれば充分である。それを生かせ。

「チャンスは・・・一度で・・・いい!」

(ストーリー)
ゴルゴを暗殺したはずが、まだ生きていると知ったハミルトン帝国の手下たち。ゴルゴは愛てつかまって拷問にかかった。手下たちは刑事に何をゴルゴが話したのかが気になってそれを聞き出そうとしていた。しかし4日たってもゴルゴは全く無言のままであった。

会長がゴルゴを連れてこいと言って、縄から程いたとたん、拳銃で4人のうちの3人を射殺。一人を脅して会長の下へと案内させた。

(解説)
「統計解析射撃 ダラスの極限」の一幕である。会長の隠れ家にたどり着くためにわざわざ手下につかまり、拷問で責めるだけ責めさせ、体力を奪って相手が安心しきったときに、ある者の拳銃を奪い取り、4人のうち3人を射殺。その時に言った台詞である。

実はビジネスにおいても、チャンスはそうそう巡ってこないから、そのラッキーがいつ来るかをひたすら待つしかない。

自分のやろうとしていることが当たるのか、当たるとしたらいつなのか、そもそも当たると思っているビジネスを思いつくのはいつなのか。同じことをやっていてもタイミングというものがある。そのタイミングを逸してしまったら、もう二度とチャンスは巡ってこない。

起業家や経営者に必要なのは、辛いときでもひたすら待つこと。ゴルゴであれば、4日の拷問に耐えるくらいのこと、貸した金返せ。いつになったらビジネスは上手くいくんだ。そろそろサラリーマンとして働きなさい。生活費はどうなってるのよ。ごく潰し。払うものはきちんと払いなさいよ。スタッフへの給料未払で労基が訪ねてくる。お金が払えなくて差し押さえを食らう。従業員に裏切り行為に会い、お客を持っていかれる。とまあ、拷問を経営者は繰り返し受ける。

だから、一瞬の時を待つ。ゴルゴのように。「チャンスは一度でいい。」そこから人生大逆転できるのだ。それを待ち切れるかが成功する、しないの境目である。

[教訓]
〇「チャンスは一度でいい」。それを生かせ。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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