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アウトプットをして初めてインプットに意味が出てくる

「学ぶことを恥じないのは良い習慣だ・・・しかし、単に学ぶだけで、実践に伴うリスクを恐れ、断行しなければ、わしのような成功はできん!」

「お国の台湾にはまだ視察に出かけたことはありませんが、ここにあるような多種多様の各国の武器のコピー販売が、繁盛しているようですな!」
「これは手厳しい!しかし私どもは外国製のデッドコピーではなく、独自の改良を加えて生産しています!イスラエル軍制式のガリル・ライフルだって、ソ連のAK-47の盗作のようなものですが・・・そのことを道徳的に避難することはできない。優れた武器だからこそ、模倣されるのです!」

(ストーリー)
ロシア共和国、チェリャビンスクにあるユジノ兵器開発局のコサック少将は、中央政府によって開発局から追い出されようとしていたが、右腕アンドレイと共に、民間の兵器企業に転換して再出発することにした。

ロシア共和国のヤングマン・ピルゼンスキー書記官と、アメリカのマクレガーはモスクワで、石油開発の話をしているときに、ゴルゴの話が出た。ゴルゴは最強の切り札であることをマクレガーはピルゼンスキーに教えた。

また、ピルゼンスキーはエリツィン大統領に呼び出され、トランス・ウラルの少数民族自治区に最新兵器を用いた反乱暴動の兆しがあると伝えられた。そこで、この問題解決のために、マクレガーから勧められたゴルゴを用いることを提案した。

警察がコサックを逮捕。コサックはアンドレイに救出を依頼した。アンドレイは警察を狙撃。そのときゴルゴは弾薬庫を爆破。強風と距離を考えれば、最新兵器を有するアンドレイの方が有利とコサックは考えていたが、直線で撃つアンドレイに対して、曲線で撃つゴルゴの狙撃が勝った。アメリカの石油会社の社長までも射殺されていた。そのため、違約金を支払ってアメリカの石油会社は撤退。同鉱区はロシア共和国の領土であり、違約金もまた、ロシア共和国の国庫へ収められた。

(解説)
「直線と曲線の荒野」の一幕である。前段はアメリカの石油会社がロシア共和国で石油開発をすることをピルゼンスキーにゴルゴのことを教えてあげた。彼は学ぶだけでなく、ゴルゴを使って成果を得た。学ぶだけではなくリスクを負って実践して、成功したのだ。

起業しようとセミナーに通ったり、本を読んだり。そうして年だけ取っていき、もはや怖くて起業できないという人が多い。しかも家族を持つと嫁ブロックにもあう。勉強するだけで実践しなければいつまでたっても成功しない。リスクを負わなきゃ。

後段は台湾の武器商人である東がコサックの元を訪れたときの会話だ。優れているから真似される。だから、あなたのビジネスも、競合他社がでてきたら、優れている証拠なのだ。だからどんどん真似されて、真似をする奴よりも常に何歩先も進んでいけばよい。真似をするということは、真似をすることで精いっぱいだから、自分たちが先に進んでおけば、その先を抑えられることはない。

[教訓]
〇勉強したら、実践せよ、リスクを負え、インプットだけでは意味がない。アウトプットをして初めてインプットに意味が出てくる。
〇真似されるモノを作れ、それよりも常に先行せよ。真似をすることが精いっぱいで追いついては来ない。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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