「・・・爆弾を仕掛けた奴は探し出した・・・だが、あんたらは相手を勘違いしていたようだな・・・」
「なんだって、それじゃあ無政府主義のテロリストのしわざじゃないというのかね!?」
(ストーリー)
まずマックスが様子を見ながら銀行へすんなりと入る。その後、若造の2名が銀行に入った時、警備員に怪しまれて、若造の一人が銃を抜いた。仕方なくマックスは、行員に現金をまとめて袋に入れるように脅す。若造二人は凄腕の警備員と相打ちとなる。
マックスは袋詰めの現金を抱え、フレディと車で逃走する。マックスは素人と組むもんじゃねえとフレディに語る。フレディはシカゴの郊外で愛人のローラと合うが、そこにはゴルゴが到着して、3人を射殺した。
(解説)
「素晴らしきシカゴ(後編)」の一幕である。ゴルゴが銀行強盗を追い、3人を射殺した後で、依頼人、おそらくCIA(と明確にはされていない)に電話をかけて報告したときの台詞だ。
元々、フレディが街で爆弾騒ぎを起こして、過激派のように見せかけ、警察をそちらの方へ注意を向けて、その隙に銀行強盗をするという計画だったため、CIAが過激派の仕業と思うのも無理はない。もし、そんなまどろっこしいことをせずに、フレディがマックスと銀行同等をしていたら、ゴルゴが出てくる幕ではなかったため、成功したかもしれない。まさに手段を間違えてしまったがために、失敗した例である。無政府主義のテロリストでなければ、管轄がFBIになっており、ゴルゴには依頼していなかった。
余計なことは考えず、深い策を練らずに、シンプルに考えて行動をしておいた方がビジネスは成功する。シンプルに考えることは、受けてもシンプルに受け取る。業者側が難しく考えると、受け手は難しいと思ってしまって、直感で理解できないものは手にしない。だからうまくいかない。ビジネスはシンプル・イズ・ザ・ベストである。余計なことは一切しないということも重要だ。余計なコストが増える。
[教訓]
〇物事は複雑に考えすぎない方がいい。
〇ビジネスはシンプル・イズ・ザ・ベスト