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なぜ儲かるかを考えよ

「物事を、一つ一つ、手順を踏んで進めていくのが、私のやり方だ・・・凡庸と呼ばれようが、最後に生き残った者が、勝つ!」

(ストーリー)
台湾の大飛実業の陳劉邦と中国公安警察の蔡がゴルゴに、中国の保守派が香港返還を前に混乱を狙っており、首謀者を始末してほしいと依頼した。台湾も大陸で保守派が実権を握って台湾強硬路線が敷かれることは望ましくない。

その保守派の兵士が、ある列車で移動している。その機関士として、ゴルゴが搭乗した。保守派は貨物駅の制圧を計画。中国の警備隊が、列車を調査。機関室に現れるが、ゴルゴが撃退。その強さを保守派が見て、ゴルゴを怪しむ。公安警察の蔡が保守派の動きに気づいたという情報が伝わり、隊長はゴルゴの身分を照会してほしいと、将軍に依頼する。

隊長はゴルゴに睡眠薬のウイスキーを飲ませる。しかしそれをゴルゴは吐き出す。ゴルゴの正体がばれ、ゴルゴを眠っているときに殺害しに行くが、逆に撃退。ゴルゴは兵士たちと戦うが、一度列車から飛び降りる。

ゴルゴはジープで首謀者の葉将軍を追う。列車は北朝鮮の国境付近に来ており、ゴルゴが葉将軍を射殺。これは江沢民(劇中では江東民)の指示であった。最後に陳はゴルゴに台湾で射殺される。

(解説)
「返還前夜」の一幕である。公安警察の蔡が、作戦の成功を江沢民に報告したときに、江沢民が蔡に返した言葉である。江沢民は胡錦涛の前の国家主席である。

世の中のスーパースターは、天才型か秀才型に分かれると思われる。天才型も全く努力してはいないわけではないが、どちらかというと時代の寵児のように、天賦の才能と運で有名になったり、結果を出してきたタイプであろう。だから成功や失敗が激しく、時にはジェットコースターのような人生になりがちだ。それに引き換え秀才型は、物事を一つ一つ手順を踏んで進めていくタイプである。忍耐やコツコツ、これも十分な天賦の才能である。しかし運というものが天才ほどに恵まれていないイメージがする。でも、運がないわけではないし、運も使っているのだが、運に頼り切っていない。また、コツコツ型はあまり面白いとは思われないが、これほど確実なものはない。結局、最後に生き残った者が勝つ。勝てば官軍。そのプロセスは問われない。だから、天賦の才能に恵まれないと思ったら、努力で運を切り開くしかない。でも勝てばいい。最後に。それでいい。

[教訓]
〇最後に勝てばそれでいい。プロセスは問われない。
〇天賦の才能がないと思ったら、努力で運を引き寄せるしかない。でもそれでいい。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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