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ゴルゴに学ぶ、ビジネス成功の、才能と運の割合とは?

「あんたと会うのは久しぶりじゃな・・・そうじゃ、あんたと会ったら、1度聞きたいと思っていたことがある!プロとしての条件じゃよ!あんたのような一流のプロと言われるようになるには、どんな条件がいると思う・・・?」
「・・・10%の才能と20%の努力・・・そして、30%の臆病さ・・・残る40%は運だろうな・・・」

(ストーリー)
ロックフォード一族は、まだゴルゴを手中に入れようとしていた。ゴルゴ13への仕事の依頼者は例外なく抹殺すると脅すと考えた。このうわさが広まれば、ゴルゴに接触する者はいなくなる。

ロックフォードは、ゴルゴのライフルに超小型発信機を付け、偵察衛星でゴルゴの位置をキャッチする。ロックフォード一族の2キロ以内に接近したらガードする。ローゼン・ザメックがゴルゴに仕事を依頼しようとしたが、ロックフォードの刺客に射殺された。その後、ローゼンの妻がゴルゴに電話をした。ゴルゴはそれが盗聴されていることに気づいた。ローゼンの妻は話はしたが、決定的なことを何も話してはいなかった。しかし、マーシャは何らかの伝言をゴルゴに残していた。それはローゼンの車の中に会った。ローランス・ロックフォードの殺害依頼が録音テープに残っていた。

ゴルゴは発信機の存在にも気づいており、タクシーに発信機を乗せ、欺いた。ローゼンを殺した刺客がローランスをゴルゴが狙うなら、ゴルゴを射殺するという。しかし停車していた車の中から、ローレンスと刺客が一直線上になったときに狙撃、その後、刺客も射殺された。

(解説)
「ロックフォードの野望 謀略の死角」の一幕である。ローゼン・ザメックがゴルゴに仕事を依頼しようとしたときに、ゴルゴにプロの条件を尋ねた。その答えとは「10%の才能、20%の努力、30%の臆病さ、40%は運」とのこと。ゴルゴですらも運に40%頼っているということだ。人間の才能なんて、それほど変わらない、と言うと語弊がある。もちろん自分が優れたプロ野球選手やプロサッカー選手とはその才能が段違いであることは知っている。しかしながら、彼らにできないことを自分ができることがある。言いたいことは、誰しも優れた才能を持っているものの、それに気づかないだけなのだ。気づこうともしていないという方が正しいかもしれない。安易に流れた先で我慢をするように教えられている。そしてそれに従順に従っている。向いている向いていない関係なく、一番最初に就いた仕事に相当縛られてしまう。色々と仕事をすると、飽きっぽいと言われる。これでは自分に向いた仕事なんて見つかるはずがない。

才能は1割、努力は2割、慎重さも持たねばならない。どうしても最後は運にも左右される。これらが兼ね備わったときに一流と呼ばれるようになるのだろう。運はそれを待てるだけの忍耐力と、それを逃さないアンテナではないかと思う。

[教訓]
〇一流の条件、才能1割、努力2割、慎重さ3割、そして運4割。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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