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話がかみ合わないときには、情報共有から始めよ

「どうやら我々は同じ鳥を見て、違う鳴き声を聞いているようだな・・・」
「え?どういう事・・・?」
「もう一度・・・あの時の関係者のデータを、洗い直してもらおうか・・・」

(ストーリー)
教会でアルシオーネという組織の金庫番を30年以上務めた男が祈っていた。周りに刑事が護衛していた。すると、教会の外からアルシオーネは射殺された。

アリゾナ州フェニックスにて、ゴルゴは情報屋の女性と面会した。ゴルゴは通常ではないやり方でアクセスしてくるものがいて何者かを調査してくれとその女性に依頼した。

その誰かは黒い手紙でゴルゴに連絡してきた。ある交差点で少年が近づいてきて、ある人からゴルゴにこれを渡してくれと言う。その中身は銃弾だった。あるホテルで渡された手紙によるとセント・マークス教会での仕事で、標的は後から連絡するという。

女性の調べによると、教会での仕事で護衛についていたフランク・マードックという刑事に対して、ケリー主任が部下を巻き込んで報告書を捏造し、事件の全責任をマードックにおわせたという。マードックは不遇のまま死に、身よりは一人だけ、しかもまだ子供であるという。その少年の家から黒い封筒を置き、その少年にゴルゴのところまで誘導させた。実は依頼人は弾丸を渡した少年だった。ゴルゴは事件の証拠を盾に少年に脅されたため、ゴルゴは少年を無慈悲にも射殺する。少年からゴルゴにメッセージテープが届き、自分の命と引き換えに依頼を受けて欲しいという。それはお金が作れなかったため自分の命を差し出したという。

ゴルゴは、マードックの話を証明するために、同じ個所を狙撃した。ケリー主任の偽証が明らかになった。

(解説)
「黒い通信」の一幕である。ゴルゴと調査人との会話である。同じものを見ていても、人の見方によって、異なるものがある。神様なんてのも、その類である。

当然ビジネスにおいても、同じ問題を解決しようとしても、人それぞれ解決法が異なる場合がある。過去の経験則上解決法が異なる場合には、同じ結果になるとは思われるが、実は解決しようとする問題が、異なっている場合には永遠に平行線となる。その時は何が問題だと考えるのか、から、共通認識を持った方がいい。

[教訓]
〇見方が異なることはやむを得ない。それが同じ問題について話し合っているのか、今一度情報共有から始め直せ。解決すべく問題の認識が間違っていることもありうる。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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