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これしかやらないで十分

「ウィルソンの方を頼みます!奴の始末に差し向けたCIA工作員が3名も返り討ちにあっているのです。」
「俺は・・・仇討ちを引き受けたわけじゃない。」

(ストーリー)
ロージィが薬中の男ジョニィの子供を宿した。ロージィの稼ぎをむしり取る男。自殺を図ろうとしたときに、部屋の向かいに住む男エドモンド・ウィルソンが1千ドルをロージィに渡す。遺産の一部との説明だが、ウィルソンが仕事で出張中に友人が小さな荷物を持ってくるから、その預かり代としてということになった。

ウィルソンの友人スミスがロージィの下を訪れ、その後、スミスはゴルゴによって射殺された。またジョニィも何者かに殺された。失意のロージィにウィルソンが求婚する。しかし実はウィルソンはKGBであり、モスクワに本当の妻子がいた。目的はジョニィの席に婿入りし、パスポートを申請するため。

ジョニィとウィルソンの結婚式の当日、ゴルゴはウィルソンを射殺した。

(解説)
「雪は黒いドレスの肩に」の一幕である。KGBにCIAが3名も殺されている。そこでCIAがゴルゴに言って、ゴルゴが返答した台詞である。

今までのビジネスであれば、あれこれもそれも、が受けていたかもしれない。しかし今後は一つの事にこれだけならば負けないというものを何が持てるかが勝負になる。一つの事を極めるのに、1万時間かかると言われている。よく石の上にも3年と言われるが、例えば1日10時間、年間334日働いたとしよう。そうすると1万時間になるには約3年かかる計算になる。

人生3年間それに費やすくらいの覚悟がないと、その道を究められない。少なくとも1日2時間残業が必要だ。一日8時間で土日休みと考えると、年間で250日働ける。年間2,000時間。1万時間となるのに5年かかる。正直、ドッグイヤーやマウスイヤーと言われる時代だ。5年だと、もはやその技術が陳腐化してしまう恐れもあるかもしれない。

それにその事だけをやっての話だ。だから、これ以外はやらない。というのが本当のプロだろう。成功したければあれもこれもそれもはするな、一つだけを1万時間こなせ。

[教訓]
〇1日10時間334日働いて、3年で成功せよ。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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