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経営者は主観を捨て去れ

「判断というものはどんなに客観的な事実が揃っていても狂いやすいモノだ。シベリア平原!!あのすさまじい吹雪の中では、人間の判断や主観等は全く通用しない。あるのは事実だけだ。プロには主観的な物の見方はいらん。必要なのは客観的事実を冷静に見る目だけだ。」

(ストーリー)
フランス情報部からの仕事の依頼で、フランス国防長官であるマクシミリアン妻子の殺害。このマクシミリアン妻子は第二次世界大戦中にドイツのゲシュタポに拉致され、長く国防長官とは会えずにいた。しかし妻子が突然発見され、国防長官に会いたいと言い出した。実はこの妻子はソ連が仕組んだ偽物であって、国防長官を暗殺計画が進んでいることをフランス情報部で察知した。

この偽物の妻子をフランス情報部が殺害するという情報を、入手。これらを仕組んだボネという男が、ゴルゴを一目見て、彼の部下が「武器を持っている様子はありません」といったことに対する、返答が上記台詞だった。

最後は、ボネとゴルゴの拳銃一騎打ちにおいて、ゴルゴの弾丸がボネの額を貫通した。

(解説)
「デロスの咆哮」の一幕である。現代の社会は、凄まじい吹雪が吹くような、全く見通しが聞かないシベリア平原のようだ。そういう中では人間の判断や自分の主観はまるで役に立たない。ビジネスパースン、特に経営者は、主観で見るのではなく、マーケットを客観視しなければならない。自分はこう思うというのは必要だが、社会を見ることない、思い込みはやけどの原因となる。あくまでも社会を俯瞰しつつ、自分なりの解決策を見出さなければならない。その時に重要なことが、主観ではなく客観的事実を冷静に見る目である、

[教訓]
〇経営者は物事を主観的に見るな。大切なものは客観視すること、そして事実だけである。空想は役に立たない。あくまでも事実を見出したことによる想像である。それが新ビジネスを創造する力となる。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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