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全ては天のお導き

「命は天にあり、殺されれば、それまでのことだ。」

(解説)
徳川幕府という当時の権力に立ち向かっているわけだから、命の危険はある。しかし龍馬は日本国の事を思って、立ち向かわざるを得ないと考えた。

一般民衆にとってみれば、日々の生活の方が大事だし、将来の生活よりも今の安定の方を重んじる。だから日本において改革は進まないし、世間の賛同は得られない。いつの時代でも変わらない図式だ。国民も改革を先延ばしにしている。

世の中の改革者は、既得権者からは恨みを買う。しかし既得権者に無言で追随する国民も正直問題でしかない。何で既得権者に忖度してるんだ。だから改革者は、「自分の命は天に握られていて、殺されれば、それだけの人間だったということだ」と達観している。ここまで達観していると強い。

この龍馬の台詞を起業家に当てはめれば「自分の事業は天に握られていて、潰されればそれだけの事業だったということだ」と達観すべきであろう。天に逆らっても、時流に抗っても、沖合に流された漂流者と変わらない。じたばたしたら体力を失う。ここはライフセイバーが助けてくれるまで体力を温存した方が、生き残るチャンスは高くなる。

[教訓]
〇起業家はじたばたするな。達観せよ。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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