聖書に以下の事を学ぶ。
「種を撒く人が種蒔きに出ていった。撒いている間に、ある種は道端に落ち、鳥が来て食べてしまった。他の種は石だらけで土の少ないところに落ち、そこは土が浅いのですぐ目を出した。しかし日が昇ると焼けて根がないために枯れてしまった。他の種は茨の間に落ち、茨が伸びてそれをふさいでしまった。ところが他の種は良い土地に落ち、実を結んで、あるものは100倍、あるものは60倍、あるものは30倍になった。」
イエスがもう少し具体的に上記を例えている。
- 鳥が来て食べられてしまったものとは、御言葉を聞いて悟らず、悪いものが来て、心の中に撒かれたものを奪い取られる人。
- 石だらけのところに撒かれたものとは、御言葉を聞いてすぐに喜んで受け入れるが、自分には根がないので、しばらくは続いても、艱難や迫害が起こるとすぐに躓いてしまう人。
- 茨の中に撒かれたものとは、御言葉を聞くが、世の思い煩いや富の誘惑が御言葉を覆い塞いで実らない人。
- 良い土地に撒かれたものとは、御言葉を聞いて悟る人である。
これを経営者に照らすとどうなるかと言えば、以下の通りである。
- 鳥が来て食べられてしまったものとは、お客様のニーズを聞かずに、あるいは聞いてもそれを理解しようとせずに、自分の思いのままにサービスを展開して、失敗してしまう経営者。
- 石だらけのところに撒かれたものとは、お客様のニーズを理解するものの、自分にまるで信念がないので、そのニーズをコンセプトに落とし込むことができずに、ちょっと経営が傾くと、耐えられなくなってやめてしまう経営者。
- 茨の中に撒かれたものとは、お客様のニーズを理解するものの、自分が儲けることが第一で、そんなニーズよりも自分の儲けだと言って、結局そのニーズを具現化しきれない経営者
- 良い土地に撒かれたものとは、お客様のニーズを理解し、コンセプトに落とし込み、お客様目線でサービスを展開することでお客様に喜ばれ、リピーターを獲得できた経営者。当然のことながら、会社は繁栄する。
[教訓]
〇お客のニーズを理解し、コンセプトに落とし込み、お客目線でサービスを展開できれば、リピーター確保につながる。