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欲しいものを思い通りに手に入れる方法

「求めなさい。そうすれば与えられる。探しなさい。そうすれば見つかる。門を叩きなさい。そうすれば開かれる。誰でも求めるものは受け、探すものは見つけ、門を叩くものには開かれる。」

その言葉の通り、求めなければ何も得られないし、探さなければ何も見つからない、門を叩かなければ、内から開けてももらえない。

普通の人は、ああなればいいな、こうなればいいなと口をあんぐり開けて待っている。日々平凡に生き、きっと政府が何とかしてくれる、とにかく毎日会社に行って頑張っているしかない。そう思っているだろう。しかし甘い。誰も何もしてくれない。

自分が待っていて、人が予定通りに動いてくれたことを一度も見たことがない。だから、自分で色々とやってしまった方が早くなる。ただ、そこで動いてしまうと、決してリーダーにはなれない。それがリーダーのつらいところだ。

面白いぐらいに人は期待を裏切る。でもそれは期待しすぎた自分の責任なのだ。何か欲しいものがあるならば、手に入れるまで自分の力でやらなくちゃ。そしてそれを手に入れるために、あらゆる方策をとらなくちゃ。掴みそうでつかみ取れないのは、逃げてしまった鳥のせいではなくて、捕まえられなかった自分のせい。どこまで頑張って諦めればよいのやら。どうにもならないことは、本当にどうにもならない。でも諦めきれない。そんなジレンマとの戦い。

人の気持ちほど動かせないものはない。だけど一度動かしたら、これほどエネルギーのあるものもない。一度、梃子でも使って重いものを動かしてみよう。慣性の法則で動き続ける。

一言で言えば、とにかく、欲しければ手に入れろ、サッサと動け、ということなのだ。いつまでもこうなったらいいな、ああなったらいいなでは、年を取って死んでしまう。とにかく人の気持ちなんて、すぐ変わるんだから、くよくよしたって始まらないし、相手だって何を考えているかわからない。

常に当たって砕けろでいいんだ。砕けてしまえばいい。人間強くなれる。

「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなた方も人にしなさい。」

これは「求めなさい」のところを締めている文章だ。マーケティングに通ずる。自分だったらこうなったらいいな、と思うことは、世間一般の人がそう考えていることが多いもの。自分のして欲しいことは、大抵、人もして欲しがっている。それをビジネス化すれば、成功確率は間違いなく上がる。

ここで間違ってはならないのは、「人にしてもらいたいと思うこと」であって、「人にしたいこと」ではない。人にしたいことは、人にしてもらいたいと思うことと同じではないことが多い。決して「人にしたいこと」をビジネスにしてはならない。

[教訓]

〇欲しければ、手に入れるためにサッサと動け。

〇人にしてほしいことを人にすれば、成功確率は格段に上がる。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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