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成功者に学ぶべき目の付け所

聖書に以下の事を学ぶ。

「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。しかし、命に通じる門は何と狭く、その道も細いことか。それを見出すものは少ない。」

非常にビジネス的な文章となっている。誰しも通り抜けられる広い門とは、参入障壁の低いものであり、その後の競争は極めて厳しい。そのために、入るは易し、残るは難し、そこで儲けるはさらに困難といったところだ。

これが狭い門というと参入障壁が高いものであり、競争は緩やかながらも、そもそも参入するのが困難だ。例えば、工場とか、通信会社のような装置産業である。これは大資本でないと難しい。

もう一つの狭い門があるとすれば、この最後の言葉にもあるように「それを見出すものは少ない」とあるように、誰も気づかないが、非常に儲かるニッチマーケットを見つけることになる。つまりハイリスクだが非常に儲けも大きいものとなる。

不思議と人は、みんなが良くやっているビジネスに参入しようとする。でもみんながやっているから、絶対に儲からない。結局安値合戦の応酬になる。それだけビジネスというものはありきたりなものしかウケないのだろうか。

確かに奇抜すぎると、消費者からは見向きもされない。そのため、基本はよくあるビジネスなのだが、少しだけ軸を変えてみる。イメージとしては、大勢の業者が殺到してしまって踏み荒らされた荒地のそばに、誰も気づかない穴場スポットを見つけるようなものだ。

[教訓]

〇誰もやらないことをやれ。

〇誰もがやっていることはたいして儲からない。さらに上には上がいる。

〇リスクを取って、リターンを得よ。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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