聖書に以下の事を学ぶ。
神様と悪魔が賭け事をしている。神様は「ヨブほど正しく生きる者はいない」と断言し、悪魔は「ご利益がなければ、神様なんて信じるかい」という。神様は「それなら試してみるとよい」といった。
悪魔によってヨブの飼っていたロバは奪われ、羊も焼け死に、ラクダも奪われた。さらに家族が死んだ。まさに不幸のオンパレードだったが、ヨブは神様を非難しなかった。
次に悪魔はヨブを皮膚病にかからせた。妻が「神様を呪ってしまいなさい」というがヨブは「私たちは神から幸福を頂いたのだから、不幸もいただこう」と強気。
しかしさすがのヨブも嫌になっちゃって、何で生まれてきちゃったんだ、と嘆くようになった。そこに友が現れ、災害の原因についてヨブと対話をした。
テマン人エリファス:神に全幅の信頼を寄せなさい
シェア人ビルダド:ヨブの子が神に対して過ちを犯した
ナアマ人ツォファル:自身に落ち度があった
上記3人に友人との対話は平行線をたどった。ヨブは少なからず自分は正しいと確信していたからだ。そこにエリフが割って入った。彼の主張は次の通り。
エリフ:神にひたすら祈れ
最後はこの論戦に神様が割って入って、友人が、ヨブに正しく語らなかったことを怒った。結局、神様がヨブを元の境遇に戻し、財産を倍に増やすだけでなく、一度死んだ家族を生き返られた。より神の祝福を受けられるようになった。長いがそんな話だ。
神様を信じれば救われるという安直な解釈ではなく、これほど多くの困難を抱えてもなお、力強く生きている人は多い。神様は乗り越えられない試練は与えない。与えられた試練を乗り越えられなければそれだけの人で終わってしまう。そうして、愚痴だけが増えていく。そもそも愚痴を言えば済むだけの試練なんてたかが知れている。愚痴なんてこぼしたからって何も解決しない。ヨブも「一言語りましたが、もう主張致しません。二言申しましたがもう繰り返しません」と言っている。
これほどの不幸に見舞われることは、一般人にはそれほど多くはない。しかし与えられた試練を、いただいたものとしてポジティブに乗り越えていこう。誰しも未来は訪れるのだ。
[教訓]
〇試練はポジティブに乗り越えよ。
〇神は乗り越えられない試練は与えない。