「夢は大きいほど良いというが、わしはすぐ手の届く事を言っている」
(解説)
秀吉は足軽から武将、そして太閤まで出世していった。
夢は大きいほどいいというけれども、みんな大人になるにつれて、自分の可能性を次第に消去してしまう。大人になって夢を持っていると変な人呼ばわりされてしまうこともある。あるいは冷ややかな対応をされる。現実を見なさいよと。
但し、現実を見るというのも一理あって、家族持ちで夢追い人は配偶者や子供に迷惑しかかけない。そしてその夢の大小というのが問題だ。大きな夢は持っていい。それは最終的なゴールだ。しかし小さなゴールを設定し、そのゴールは背伸びして届く程度のものであるべきだ。大きな夢を達成したときに巨額のお金が入ってくると言った人生設計を考えている間抜けもいるが、巻き込まれた方は偉い迷惑だ。
小さなゴールでお金を着実に稼いでいく。秀吉だって、足軽からいきなり太閤になったわけではない。最終ゴールが対向であってもいい。もし足軽なのであれば、先ずは目指すは武将だろう。
小さなゴールの積み重ねで最終的に大きな夢をかなえるということは、ある意味でしっかり現実を見据えた目標だろう。まあ、最初に巨額の資金調達ができればビジネスを展開しようという人はいつまでたっても、最終ゴールには近づけないんだが。
[教訓]
〇小さなゴールの積み重ねで、最終ゴールを目指すのが起業家としてあるべき姿だ。
〇ビューティフルドリーマー系の起業家には近づくなかれ。